ベデュー トリプル/Paix Dieu Triple

★★スタンダードながら非常に完成度の高いトリプル。濃厚ながら嫌味のない風味で、ベルギービールらしい旨味が詰まっている。

シメイ グランド リザーブ コニャック バレル エイジド 2020/Chimay Grande Réserve Cognac Barrel Aged 2020

★★★文句なしの濃厚さに熟成感、それでいてしつこくないバランス。コニャック樽のフルーティさと、シメイブルーらしいどっしりしたダークフルーツやシナモン、ビターさがよくマッチ。美しい一本だと思う。

フレテレン アルト 8°/Vleteren Alt 8°

★どっしりした甘さが複雑に折り重なる風味。飲みごたえがあり、変な嫌味も無い。デュッベルとしては平均よりやや良い位の印象で、★0.5くらい。

ヴェスパーズ ベルジャン ブロンド (ビアセレクト)/Vespers Belgian Blonde (BeerSelect)

★骨太で素朴ながらフルーティさもしっかりあって、ビールらしい骨太さもベルギービールらしさ華やかさも味わえるスタンダードな旨さ。個性的ではないが、安定した良い風味だと思う。

ターブル デメロード セゾン(エルミタージュ)/Table d'Émeraude Saison (L'Ermitage)

★軽快な穀物とランビックらしい酸味あるフルーツ、オークのバランスが良い。セゾンとランビック、オーク熟成ビールの良い要素をしっかり拾っている一本。

ブリュージュ ゾット ブロンド/Brugse Zot Blond

シンプルながらリッチな穀物感。ミドルボディでしっかりした旨味とそれを邪魔しないいフルーティさ。バナナ系の風味はそこまで感じられず、むしろ酸味のあるフルーティさが中心だった気がする。

ブルージュ ゾット デュッベル/Brugse Zot Dubbel

落ち着いたベルギービール特有の風味。思ったより複雑さや深みに欠けるが、濃厚な口あたりの割には余韻な切れ味良く飲みやすい。安定感のあるスタンダードな旨味。

ラ・ギロチン/La Guillotine

華やかさより穀物とホップ中心のどっしりした風味。少し香りと味がアンバランスな印象も。IPAと比べるとホップの華やかさに欠け、軽快なエールと比べるとビターさが強すぎる。

シメイ グランド リザーブ ウイスキー バレル エイジド 2022/Chimay Grande Réserve Whisky Barrel Aged 2022

★シメイブルーに比べると風味の分厚さは増しているが、ややオークが強く出過ぎている印象もある。ウイスキー感は弱い。ウイスキー樽熟成としてではなく、シンプルな熟成物ビールとして楽しんだ方が良い。

シメイ グランド リザーブ ラムバレル エイジド 2021/Chimay Grande Réserve Rum Barrel Aged 2021

★★美しい濃厚さで非常に完成度高い。ややしつこいオーク感や余韻に粗っぽさを感じるが、ラム感が非常に良い。ラム好きなら推奨したいバランス。

シメイ グランド リザーブ バリック オーク エイジド 2019/Chimay Grande Réserve Barrique Oak Aged 2019

★深い熟成感とローストモルトのコク。分かりやすくパワーアップしたシメイ ブルーで、奥行きと複雑さ、飲みごたえが増してねっとり濃厚な風味に。価格がやや高い事、700mLボトルがメインである事(たまに350mLもあり)がややネックだが、見かけたら試す価値…

ヴィカリス トリプル/グーズ/Vicaris Tripel/Gueuze

トリプルにランビックというよりランビックにトリプルを加えたようなランビックの存在感。酸味ある柑橘フルーツかや強く、穀物はうしろで目立たず支えている印象。

サクソ ブロンド (カラコール)/SAXO Blond (Caracole)

★~★★際立った個性は無いがバランスが良くレベルが高い。素朴ながらしっかりベルギービールらしいフルーツやフローラルさが溢れる。満足感のある一杯。★1寄りの★~★★

ワイルド ウェスト クリーク-フランボーズ/Wild West Kriek-Framboos

はっきり酸味のあるチェリーやベリー系のフルーティさ、甘さは強くなくサッパリ感が強め。やや癖が強いサワービールで、飲み慣れていないと少し面食らうかも。

レフ リチュアル 9°/Leffe Rituel 9°

悪くはないがベルギービールとして目立った特徴はなく深みも欠け、少し風味のまとまりに欠ける印象。悪い事を色々書いているが決して悪くは無く、ただ期待した割には印象に残らなかっただけ。

レフ ルビー/Leffe Ruby

フルーティさに人工感がそこまで強く無くしつこくない(ベリー系はどこまで頑張っても人工感はある程度出るが)。甘さは強いので好みは分かれそうだが、飲みやすいサッパリした余韻で嫌味が無い。上品なフルーツビール。

カメラドスキー バルサミコ/Kameradski Balsamico

★濃厚で個性溢れる変わり種ビール。それでいてフルーティな酸味やロースト感のバランスがとても良いおかげで、度数ほどよりずっと飲みやすい。頻繁に飲みたいとは思わないが、一度飲んでもらいたい面白さ。

ヴァレ-ル ダイバース/Valeir Divers

どっしりボディにクリーミーな口あたり、パンチが強くアルコール感が強く出ている印象。少し主張が強くバランスに欠ける風味。

サン・フーヤン セゾン/St. Feuillien Saison

★~★★風味豊かでパンチもあり、それでいてフルーティさやフローラルさにまとまりがあり上品なバランス。基本に忠実なセゾンで、飲んでいてどこか懐かしさも感じされる。★1.5弱くらい。

クワンティーン アンバー/Quintine Amber

柔らかいアンバー。香りはダークフルーツ中心で円やかだが、飲むとビターさがしっかり感じられる。全体的にはドシっと落ち着いた風味。

トンゲルロー ブリューン/Tongerlo Bruin

落ち着いた旨さ。チョコレートやドライフルーツの甘さはあるが控えめ、アビィビールとしては少し地味な風味。良い意味でも悪い意味でも余り印象に残らない一本。変な癖が無く、濃厚な割には飲みやすい。

トンゲルロー トリプル/Tongerlo Tripel

トリプルとしてはスタンダードな旨さ。程よいフルーティさにクリーミーな穀物感、公募のフローラルさにハーブのビターさ。バランスはとても良いが、良い意味でも悪い意味でも思い出に残らない風味。

ボーネン レッド/Bornem Red

見た目以上にボディ感満点の飲み口としっかり目のフルーティさ、少しくどいくらいの甘さ。レッドエールと言うと酸味が前面に出ている軽快な風味の印象があるが、むしろダブルなどのタイプに近い。

ステーンブルージュ ホワイト-ブランシェ/Steenbrugge White-Blanche

香りも風味もこってりしたクリーミーさ。かなり濃厚な旨味が味わえる小麦ビールで、ハーブの華やかさも強い。旨味は強いがやや飲み疲れる印象。

フローリス ホワイト/Floris White

フローラルな小麦ビール。コクはやや欠けるが、酸味あるフルーティさとハーブはしっかり感じられる。夏向けのサッパリした飲み口。

オルヴァル 5年熟成/Orval 5 years matured

★★★円熟感がありボディがしっかりある麦芽と甘さ控えめのフルーティさ、ハーブやオーキーさ、酵母のエステリーさも抜群。非常に滑らかで完成された旨さ。熟成していないオルヴァルはそこ迄好みでは無いが、これは刺さる旨さ。

ワイパーズ タイムズ デュッベル (カゼマッタン)/Wipers Times Dubbel (Kazematten)

麦芽もホップもベビーボディな旨さ。甘さは控え目で、落ち着きのあるフルーティさやローストフレーバー、鉄っぽさも感じられる。アビィスタイルらしい堅牢な風味。個性的ではないが、それが良い意味でも特徴的。

シンプレックス (デ・ランケ)/Simplex (De Ranke)

★軽快だがIPAっぽいどっしりビターなホップ感、麦芽はミドルボディ?飲み口は軽いがデ・ランケらしいホップの分厚さはしっかり。他のラインナップと比べるとやや物足りなさはあるが、普段飲みとしてはちょうどいいバランス。これはこれで良いチョイスになる…

トルバドゥール オブスキュラ/Troubadour Obscura

★少しスモーキーなロースト感とストーンフルーツやカラメルの甘さ、ほのかに酸味ある黄色いフルーツ。少し風味のまとまりが欠けるが、しつこくなく飲みやすいスタウト。ドイツビールに雰囲気が近い。個人的にはコッテコテのスタウトより好みかも。

ズウィンジー (ヴァン・ステーンベルグ)/Zwÿntje (Van Steenberge)

ベルギーらしい素朴で骨太な風味。大きな特徴はないがしっかりしたボディの穀物感とシンプルなフルーティさ、ほどよいハーブ感がバランスよく味わえる。