オクトモア 2013 7年 #1872/Octomore 2013 7yo #1872

★★オクトモアらしい短熟の魅力が出た一本。個人的にはオクトモアは短熟の方が良いんじゃないかとも思っているが、改めてそう思える出来の良さ。荒々しいスパイシーさや原酒感は残っているが、それがオクトモアのパワフルなピート香と良くマッチしている。

ポートシャーロット 10年 #1415/Port Charlotte 10yo #1415

★バーボン樽の甘さとブルックラディらしい素朴な麦芽感、柔らかいピートスモークが一体となった出来。少し磯臭さが悪目立ちしている気もする。感動する程ではないが、安心できる高レベルな旨さ。

ブルックラディ 2008 12年 #2666/Bruichladdich 2008 12yo #2666

★★オイリーでフローラル、甘さははっきりしているがしつこくなく、ブルックラディらしい軽快な麦芽感もしっかり感じられる。とてもバランスがよく、素直で飲み心地が良い風味。かなり出来が良いと思う。

オクトモア 2007 13年 #3807/Octomore 2007 13yo #3807

ほどよい熟成感のあるオクトモア。オクトモアらしい爆発的なピートスモークではなく柔らかいスモークが徐々に強くなり、潮気は強く、白ワインの甘さがしっかり出ている。少し風味にまとまりが無い印象はある。徐々に良くなってくる。

ポートシャーロット 2007 13年 #R08/152-12/Port Charlotte 2007 13yo #R08/152-12

★★ポートシャーロットとして香りはやや落ちるが風味はかなり出来が良い。フルーティな甘みと上品なスモーキーさ、ほどよいビターさ、飲んでいて心地いいバランス。赤ワイン樽とポートシャーロットの相性の良さを実感できるボトル。

ブルックラディ 2007 13年 #R08/153-12/Bruichladdich 2007 13yo #R08/153-12

★★非常に出来の良いブルックラディ。赤ワイン樽の甘さとシングルカスクらしい癖が良い感じに調和している。香りは特に抜群、そこから味は落ちるがそれでも十分良いボトル。飲みごたえもあって旨い。

リトルブラウンドッグ ポートシャーロット 2004 18年/Little Brown Dog Port Charlotte 2004 18yo

シングスカスクらしく力強くシャープなスモーキーさに、シンプルで控え目なバーボン樽由来の甘さ。実直なポートシャーロットと言ったところで、ワイン樽メインになりつつあるポートシャーロットの酒質が良く味わえる。

ブルックラディ ターナリープロジェクト/Bruichladdich Ternary Project

非常に複雑で奥行きのある、美しい風味。3つのシングルモルトの持つ風味の幅広さ、多様な樽由来の甘さがとてもうまくマッチしていると思う。ブルックラディの個性をしっかり感じられるし、最近飲んだ中ではかなり上位に入る出来。

ポートシャーロット 2012 SC:01/Port Charlotte 2012 SC:01

シンプルながらポートシャーロットの特徴をしっかり表現しつくしていてとても好印象。やや強めのフルーティな甘さに強めのスモーキーさ、塩気にスパイシーさ、しっかりしたロースト感。入口の甘さから余韻の燻したハーブ感までの移行が楽しい。

オクトモア13.3/Octomore 13.3

複雑だが少しまとまりがない印象。スモーキーさは強いが柔らかく、13シリーズの中では一番口あたりや香りが柔らかい印象。余韻は少し荒っぽい若い原酒感が出てくる。13.1や2と比べると複雑さがあって飲んでいて楽しいが、印象が少しぼやけてしまう。悪くない…

オクトモア 13.2/Octomore 13.2

ェリー樽の強い甘さとオクトモアらしいスモーキーさ、13.1よりはしっかりした麦芽感のバランスが良い感じ。樽感の強く出た濃厚なオクトモアといったところで、ポートシャーロットに近い印象。さっぱりとしたバーボン樽由来の甘さと軽快な麦芽感の13.1と良い…

オクトモア 13.1/Octomore 13.1

かなりシロップ的な甘さが強めで、麦芽感は軽快、スモーキーさも強いが癖が無く軽快な一杯。例年のオクトモアと比べると標準的な風味で、スモーキーさや麦芽感はかなり軽快、甘さはやや強めか。オクトモアらしさを軽快に楽しめる良いバランス。今年の13シリ…

ブルックラディ ベアバーレイ 2012/Bruichladdich Bere Barley 2012

穀物感が非常に強く出た風味。甘さもしっかり出ているがシンプルな構成で、麦芽そのものの香ばしい風味を香りも味も楽しめる一杯。度数の高さもあってスパイシーさが強いが、同時に風味のパンチも強くて良い。以前に飲んだベアバーレイよりも麦芽へのスポッ…

オクトモア 10年 5th エディション/Octomore 10yo 5th Edition

甘みとスモーキーさとスパイシーさが織りなす分厚い風味で、これまで飲んだオクトモアのなかでは1,2位を争うくらい好み。すべての要素がガツンとぶつかり合ってパンチ抜群。非常に美味いオクトモア

ポートシャーロット 13年 (MoM)/Port Charlotte 13yo (MoM)

ポートシャーロットらしい優しいパワフルさ。カスクストレングスという事もあってパワフルさが一段とあるが、オフィシャルに近い奇麗なまとまりがあって、癖が無く飲みやすい。もっと個性を振った構成にしても面白いとは思うが、高レベルで優秀なボトルだと…

オクトモア 2011 8年 (The Cask Whisperer)/Octomore 2011 8yo (The Cask Whisperer)

パンチがあるも荒々しすぎることは無く、スモーキーさも丸みがある印象、風味はシンプルながら品良くまとまっている。変な味付けをしておらずオクトモアらしい素直な風味。通年のオフィシャルリリースよりレベルはやや高い。オクトモア好きなら納得いく一本…

オクトモア フューチャーズ II/Octomore Futures II

6年熟成にもかかわらず十分な熟成感があって、デザートっぽい華やかな円熟味たっぷりのオクトモア。最近リリースされている通常のOBと比べると一段上でポテンシャルを存分に感じる。スモーキーさ抜群のオクトモアを期待すると少し肩透かしを食らうが、総合力…

ブルックラディ 15年 1990年代ボトリング/Bruichladdich 15yo Bot.1990s

フローラルさがかなり華やかで今のクラシックラディより強く、少しブナハーブンっぽくもある。甘さはアップルパイや洋梨、蜂蜜があるが素朴で、穀物とカラメルの風味が主体に伸びてくる。素直で繊細な風味。今のクラシックラディと比べると、更に繊細でライ…

オクトモア 12.2/Octomore 12.2

オクトモアと言うよりもポートシャーロットぽさのある、ワイン樽由来の甘臭く穏やかなピートスモークに、スパイシーで辛口な後味。ポートシャーロットが好きで、その系統でもう少しスモーキーさが強く、風味が若々しく力強いものを求めている人にはオススメ…

オクトモア 12.1/Octomore 12.1

スタンダードなオクトモアと言う印象。強烈と言うほどではないがしっかりとしたスモーキーさがあり、レザー感や湿気た塩気、ローストした黄色いフルーティさと蜜の甘さがバチバチにせめぎ合っていていい感じ。短熟といえどエグみはピートでうまくカバーされ…

ポートシャーロット アイラバーレイ 2012/Port Charlotte Islay Barley 2012

ポートシャーロットとしてはピート感は控えめ、樽感もウッディさはしっかり感じられるが甘みなどの風味は強くなく、麦芽感をよりシンプルに楽しめるバランス。ポートシャーロットの限定盤は樽感を追求したものが多いが、こちらはクラシックラディのように麦…

ポートシャーロット PAC:01 2011/Port Charlotte PAC:01 2011

赤ワイン樽由来のブドウやタンニン感がスモーキーさと共にやってきて、熟成期間以上に成熟した風味となっている。奥からくる柑橘感や生クリームの甘さもあり、加水したり時間をかけて飲むと違った風味も現れてきて楽しい一本。 ポートシャーロットのこのシリ…

ブルックラディ ベアバーレイ 2010/Bruichladdich Bere Barley 2010

骨太な麦芽感がありつつ、蜂蜜やフローラルさがかなり強く非常に華やか。飲みごたえあり、加水しても麦芽のパンチ力とフルーティさとフローラルさ、オーク感のバランスが崩れず、ずっと旨い。麦芽種が違うとここまで風味が異なるのかと認識させてくれる一本…

ブルックラディ オンラインテイスティング@アイラフェス2021/Bruichladdich Masterclass Tasting@TIME TRAVELLERS, Fèis Ìle 2021

まさにブルックラディ蒸溜所のテロワールの原点(ラディ・オリジン)を存分に楽しめたセット。同じバーボン樽熟成でも、大麦種や育成地、蒸溜方法が違うと、こうも差が出るのかとテイスティングしてワクワクが止まらなかった。個人的には④>⑥>③>①>⑤>②の…

オクトモア 2009 10年/Octomore 2009 10yo

11.1や11.3と比べるとそこまで評価は高くなかったが、個人的には甘さとパンチの強さが備わっていて、3つの中では一番の好み。特に少量加水で出てくるフルーティさが良かった。オクトモアらしい力強さと程よい熟成感が感じられる。まだ熟成感に不十分さはある…

オクトモア 11.3/Octomore 11.3

11.1より甘みは控えめで、スパイシーさやピート、フルーツやハーブも強く表に出た一本。加水すると甘さとピートと酸味のバランスが良くなり、ガラッと印象が変わる。加水も考慮すると11.1よりも11.3の方が好み。完成度は高い。

オクトモア 11.1/Octomore 11.1

短熟ながら甘さがしっかり強く出ていて、口当たりもクリーミー。ただしオクトモアらしいバチバチとしたピート感も充分に感じられて完成度の高い一本。ヨード感も強め。昨年の10.1より出来は良いように思う(好みの問題だが)。これ位の力強さがちょうどいい。

オクトモア 10.3/Octomore 10.3

バーボン樽由来の甘さが存分に出ており、ピートスモークも潮気やハーブ感も加わって強烈と言うより重厚印象。余韻も長く、じっくり楽しめる一本。ピート単体の印象はかつてのオクトモアっぽいが、年々味の深みが増していることが良く分かる。

ポートシャーロット OLC:01 2010/Port Charlotte OLC:01 2010

濃厚で力強い甘臭さ。シェリー樽熟成と言っても実際のソレラシステムに使われた樽を使用しただけあって、タンニン感やビターさが良く出ているが、ピートスモークと相まって嫌みは感じず調和が取れている。熟成期間はそこまで長くないが、十分な熟成感が出て…

オクトモア 10.4/Octomore 10.4

オクトモアの○○.4シリーズは初めて飲んだが、オクトモアらしい強烈な焦げたウッドスモーク、シロップやフルーツの強い甘み、タバコや土っぽいニュアンスが、絶妙に調和していてとても旨い。他の銘柄なら、それぞれの要素が強烈過ぎてバランスを崩してしまい…