パンチの強いリンゴと麦芽のバランスがいい。どっしりとした麦芽とビターさの少ないハーブが前面に来ており、フルーティさはトラピストエールとしては控え気味で、麦芽の旨味を裏支えしている印象。スタンダードな飲みやすい一本。
(1)特徴 (2)テイスティング (1)特徴 ・ウォーターフォード マイクロ キュベ - ロマー/Waterford Micro Cuvée - Lómhar ・ウォーターフォード蒸溜所(アイルランド) ・50.0% ・1stフィルアメリカンオーク樽、ヴァージンオーク樽、フレンチワイン…
オレンジ強めの香り。味はまろやかで穏やか、ビターさのある柑橘と穀物のライトな風味で、グルテンフリービールによくある軽快な風味と言える。麦芽の風味が少し薄っぺらいが、ムワッとした癖が無く飲みやすいので、ビールが苦手な人や薄味の食事に合わせる…
酸味のあるフルーツとオーク、シナモンや大福感もあり独特な風味を形成している。少し癖が強く、飲み過ぎた後に胃液が喉まで上ってきた時みたいな酸味と麦芽感は個人的にはやや不快寄り。もしかしらら状態が悪かったのかも。ただ瓶底の酵母を入れてじっくり…
少しバーボンぽいニュアンスがあるが、バーボンっぽさのあるブランデーもたまにあるので、それに近い気がする。すっきりしたブドウの甘さとオーク感、微かなメンソールなどのハーブがストレートに楽しめる。香りは加水すると柔らかくなって良いが、味はビタ…
チョコレートとブドウの分厚い風味がどっしり。奥行きはシンプルな印象でゴテゴテしておらず、トラピストのダークフルーツクアドルペルよりは飲みやすく、濃いめのデュッペルやポーター寄り。エンゲルスツェルは良くあるトラピストエールとは少し風味の傾向…
甘さは上品ながらしっかり出ていて、発酵感も伴いながら骨太でモルティな風味にまとまっている。結構癖があるとともに、飲みごたえのある風味。好みの味ではないが、樽感が出ているというより、熟成感がよく出ている印象。これ以上熟成させるとエグミが増え…
快な麦芽に少し癖のある黄色いフルーティさ、ココナッツの白い部分のニュアンスが味わえるラガービール。なかなか他にない風味で面白い。癖が前面に出ないように、良く冷やして、濃い風味の食べ物と合わせるのが良いと思う。
どっしりとした出汁や肉肉しさのある燻製香とローストした麦芽、キャラメル、ダークフルーツやドライフルーツの濃厚な甘さ。ただ単に濃厚という訳ではなく、フルーツも麦芽もキャラメルも、各要素が肉肉しい分厚い風味。それらがスモーキーさが包み込まれて…
ブリオッシュや菓子パンのようなクリーミーな甘さと穀物感、フルーティさはパイナップルや柑橘でさっぱり目。余韻が少しビターでえぐみがあるが、総じて円やかで甘口より。まだ熟成感が足りずにピリピリする感じも。加水しても骨組みは変わらずしっかりして…
ややライト寄りのミディアムボディ。麦芽やハーブの風味はしっかり感じられるも、全体としてはサッパリした軽快な飲み口で、暑いときにピッタリの風味。
香りは抜群に良い。味は少しビターさとオーキーさが目立ちすぎていて、香りで感じた透き通ったフルーティさが隠れているのが残念だが、なかなか良い出来ではある。以前に飲んだマデイラ熟成も良かったので、個人的にはキルケランの熟成樽の中では一番期待し…
度数相応のパンチと麦芽由来の甘さ、フルーティさもローストしたプラムやマーマレード的なねっとりした甘さが強い。とは言え、甘さはトリペルにしてはクリアで軽快、余韻にかけてビターさが被さってきて爽やかな印象で終わる。バランスが良く飲みやすいトリ…
パンチがあるも荒々しすぎることは無く、スモーキーさも丸みがある印象、風味はシンプルながら品良くまとまっている。変な味付けをしておらずオクトモアらしい素直な風味。通年のオフィシャルリリースよりレベルはやや高い。オクトモア好きなら納得いく一本…
ドイツビールらしいどっしりした分厚い麦芽とハーブに、やや強めの麦汁や蜂蜜の甘さがが追いかけてくる。ドイツビールにしては珍しくややしつこめの甘さで、麦汁の甘みをガツンと感じられる。甘さは下品ではなく、旨味の強い甘さ。個人的にはやや好みから外…
コクがあってローストした穀物の風味が香ばしいスタウト。ギネスと比べるとややロースト感や余韻のコーヒー感のあるビターさが強め、風味はシンプルで甘さは控え目。程いいコクがありながら変なクセが無く、飲みやすい。
若い原酒らしい荒さはあるものの、例年リリースされているキルケランのヘビリーピーテッドより個人的には好み、シェリー好きでなければ同レベルくらいかと思う(へビリーピーテッドも年によって当たり外れがあるが)。スモーキーさはそこまで強くは感じず、…
イタリアのビールらしい素直なモルティさとやや強めの柑橘。柑橘っぽさが比較的複雑な印象で、果肉だけでなく皮目や葉っぱっぽいニュアンスも感じられる。フレッシュで爽快、暑い場面によく合うビール。
フルーティさや明るい甘さと強いパンチで華やか、味は比較的オーキーさや穀物感が強く支配した渋い風味。ベルギービールでたまにある、甘くて飲み疲れるような感じは無く、トリペルとしては比較的飲みやすい気がする。
フレッシュな青い瓜系フルーツの甘さと柔らかいスモーキーさ、ライスプディングやアーモンドのクリーミーさが感じられる。あまり他のアイラモルトで感じたことのない(10年未満の短熟ならともかく)個性的な風味と柔らかい熟成感。旨いかと言われれば少し粗…
アイルランドと言えばギネスだが、こちらはゴールドエール。柔らかい香りと口当たりで、コクはあるがしつこさや濃厚な甘みは無く、しっかりとした飲み始めの印象とは違い、どちらかというさっぱり目の余韻に至る。この点はギネスに通じるものがある気がする…
無濾過らしく濁ってまろやか、複雑な香味。さっぱりとした飲み口は通常のペローニ同様も、余韻にかけて複雑な香味とまろやかな口当たりが良い感じに広がってまったり。
カリラらしく、アイラモルトとしてはかなり上品で軽快。少し円熟感とパンチに欠けるのが残念ではあったが、オフィシャルボトルらしい奇麗な風味で、アイラモルト長熟入門としては非常に良いと思う。
度数の高さと濃厚な麦芽とフルーツによるパンチもあるが、それ以外のチョコレートやハーブ、タンニン感がどっしりと裏支えしてきて、かなり重めの口当たり。余韻もねっとり感を加速させるようなまったりしたハーブで、かなりねっとりとした風味が長く残る。
抜群に旨いアルトビア。かなり甘さが強く、ホップのビターさや骨太な麦芽感をも凌駕する。フルーティな甘さと麦芽の旨味を煮詰めたようなビールで、瓶のおしゃれさと相まって特別な気分にさせてくれる。濃厚でパンチがあり、とても旨い。
手本のような素朴なオロロソシェリー樽熟成原酒の風味。過去に出た、同じくオロロソシェリー樽熟成の8年カスクストレングスであった濃厚な風味とは違い、麦芽とバランスが取れた素朴で上品な甘さ(別に8年CSが下品だった訳では無く)。8年とは明らかに違う傾…
イタリアらしい香ばしい粉っぽい麦芽と柑橘の素朴な風味。ビターさは切れ味よく舌にベタっと残らないので食事を邪魔しない。スタンダードな風味。暑い気候の中飲む分にはちょうど良いバランスだった。
トラピストピールとしては珍しい透き通った風味で、麦芽感はしっかりしているがどっしり重くは無く、トラピストエールとしてはかなり軽め(ビールとしてはミディアムくらいで、フルーティさがやや強め)で、奥の方にマヌカハニーっぽいハーバルな蜂蜜感もあ…
ラム樽熟成らしい発酵感のある甘さとキリっと尖った青い南国フルーツ、樽由来のスパイシーさとビターさも。麦芽感はキルケランらしく素直、ラム感もしつこくなく素直。あまり使っていない樽ではあるが、蒸溜所の特徴が良く反映されている風味だと感じた。
クリーミーさのあるフルーティな甘さに濃厚な麦汁、しっかりビターで華やかなホップの香り。各要素のパンチが強く、かつそれらが高レベルで調和している。フルーティさは比較的シンプルに感じるが、ベルギービールらしいパンチが満載の一本。旨い。