アードベッグ 24年 1993 シングルカスク/Ardbeg 24yo 1993 Single Cask (Master of Malt)

非常にねっとりとしたこもったようなピート香に麦芽やフルーツ。少し悪い酔いしそうな風味であまり好みではないが、余り無い風味で面白い。シングルカスクとしては口あたりが柔らかく飲みやすい。

アードベッグ 2024年リリース

アードベッグ蒸溜所の2024年リリース予定(一部は2023年からリリース予定)のボトルについて、現時点で判明している範囲で記載しようと思います。19年トリーバンや25年など、定期的にリリースしているものについては割愛します。

アードベッグ ルネッサンス/Ardbeg Renaissance

★熟成期間は10年だが通常のTENと比較すると段違いに良い。風味の複雑さと力強さ、それでいて口あたりのクリーミーな柔らかさが素晴らしい。ほのかなスミレっぽいフローラルさも、ボウモアのアレとは違ってバランスの良いアクセントに。変に細工をせず、アー…

アードベッグ スモークトレイルズ マンサニージャ エディション/Ardbeg Smoketrails Manzanilla Edition

熟成感はやや欠けるが、しっかりとした甘さの味付けにパンチ強めのピート感、さっぱりしつつ長く続く余韻は結構バランスがいい。ストレートでもハイボールでもかなり使い勝手が良さそうな味。値段以外はそこそこ納得できる一本で、下手なアードベッグデーボ…

アードベッグ スーパーノヴァ 2015/Ardbeg Supernova 2015

ピート由来のパンチが強く、柑橘や麦芽の旨味も通常のアードベッグ10年より分厚い気がする。熟成感はやや欠けるが、だからこその良さをしっかり引き出している。テーマに沿った力強い風味で、かなり良い出来だと思う。

アードベッグ ブラック/Ardbeg Blaaack

軽快な酸味のある苺やオレンジの甘さとスモーキーさのバランスが良く、アードベッグらしい酒質や麦芽感もしっかり感じられてバランスのいい旨さ。アードベッグデーボトルとしては当たりの部類だと思う。

アードベッグ アリゲーター/Ardbeg Alligator

バーボン樽の甘みを強く引き出した風味。キャラメル系の甘さが香りにも味にも感じられ、そこにトーストしたビターさやスモーキーさが被さってくる。麦芽感はさっぱりしていてライウイスキーっぽいスパイシーさも。実験としては結構楽しい風味。最近のアード…

アードベッグ パーペチューム 蒸溜所限定ボトル/Ardbeg Perpetuum Distillery Release

アードベッグらしさがきっちり詰まった風味。やや原酒の若さはあるものの嫌みは全くなく、むしろパンチの強さは増しつつ滑らかな口あたりと甘さを強化している印象で、非常に飲みやすく楽しめる一杯。加水よりストレートの方が好み。感動する訳ではないが、…

アードベッグ ガリレオ/Ardbeg Galileo

柔らかくバランスの取れた甘さと麦芽感とスモーキーさ。強烈な特徴は無いが、上手くまとまっていて飲みやすいアードベッグ。程よいビターなアードベッグらしくタール感も良い感じ。

アードベッグ ハイパーノヴァ/Ardbeg Hypernova

スモーキーさはシャープで強く、アードベッグらしい柑橘や塩気もしっかり出ているが、若い原酒感が強く少し荒さを感じてしまう。少し前のオクトモアっぽいだが、甘さはシンプル印象。リリース年にもよるがスーパーノヴァの方が味の奥行きがある気もするので…

アードベッグ 2023年リリース情報

アードベッグ蒸溜所の2023年以降リリース予定のボトルについて記載。ヘビーヴェイパー、アナモフィック、アンソロジー、ビザーベギューほか

アードベッグエンバシー ストックホルム カスク シェリー/Ardbeg Embassy Stockholm Cask Sherry

香りは力強さと温かみのある甘臭さ、奥にカカオやコーヒー感もあり上品でかなり好み。味は強めのスパイシーさと塩気に、香り以上にスモークとプルーン系の赤いフルーツ感が強く開く。香り同様のカカオやコーヒー感がスモーキーさと相まって良い感じの余韻。…

アードベッグ ダークコーヴ コミッティリリース/Ardbeg Dark Cove Committee Release

シェリー感が濃厚で少ししつこいまである。熟成感はそこまで無くややタンニンが出過ぎている気もするが、アードベッグらしいスモーキーさと麦芽、バーボン樽・シェリー樽それぞれの甘さのバランスが上手く取れていて旨い。定価であればチャレンジングで旨く…

アードベッグ デー/Ardbeg Day

少し若い印象もあるが、スモーキーさは通常のTENより穏やか、風味はバーボン樽とシェリー樽それぞれの要素が落ち着いた感じに調和している。樽由来のウッディさやスパイシーさも結構強く感じる。度数のわりに風味のパンチが少し足りない気もするが、良く言え…

アードベッグ スーパーノヴァ 2019/Ardbeg Supernova 2019

通常のアードベッグよりもやや強くシャープなスモーキーさと塩気、スパイシーさも強く、全体的に尖っているような印象。パンチの強さは感じるが、個人的にはピートを楽しむならオクトモア、アードベッグを楽しむならTENの方が好みで、少し中途半端な印象は受…

アードベッグ 1990 アリーナムビースト Bot.2008/Ardbeg 1990 Airigh Nam Beist Bot.2008

バーボン樽熟成によるトロピカルフルーツやミックスフルーツの甘さとそれに負けないしっかりとしたスモーキーさ、奥にある微発泡の乳酸飲料っぽさや柑橘、コーヒーのニュアンスも複雑さを演出していて、全体として奥行きのある素晴らしいバランス。度数がや…

アードベッグ ファーミュテーション/Ardbeg Fermutation

通常のアードベッグと比較するとピートスモークは穏やか、柑橘感もあるにはあるが、それよりも喉飴のようなハーブ感のある甘さが特徴的。余韻もハーブ感が長く続く。これだけ飲んで楽しむというよりも、通常のアードベッグと比較して楽しみたい風味で、なぜ…

アードベッグ 28年 (ザ・キンシップ)/Ardbeg 28yo (The Kinship)

スモーキーさはしっかり残っているが、風味はかなり上品なアードベッグ。レザーやオークのスモーキーさ、塩気と微かなヨード、蜂蜜レモン、リコリス系のハーブも。各要素が繊細で上品。アードベッグとしてはもう少し力強さがあってもいいかとは思うが、これ…

オールドパティキュラー ハロウィン 2021 (ダグラスレイン)/Old Particular Halloween 2021 (Douglas Laing's)

フルーツポンチのシロップのような甘さがしっかり感じられる甘臭アードベッグ。濃厚で力強く、余韻はさっぱりスモークで切れ味は良い。ハロウィンボトルなので少しトリッキーな風味かとも思っていたが、正統派でちょうど良い熟成感のアードベッグ。

アードベッグ 2022年リリース情報

ここ数日、アードベッグの2022年リリース情報がちょこちょこ出てきているので、簡単にまとめてみました。ファーミュテーション以外はまだほとんど情報が出ていないので、個人的な予想込みで記載していることにご注意ください

アードベッグ 8年/Ardbeg 8 Years Old

5年よりはシェリー樽の影響は少なめもそのぶんバランスが良い。柑橘以外のフルーティさが感じられ、スモーキーさもややマイルドな印象。現コアレンジ品では5年とTENの間と言うよりTENとアンオーの間くらい、旧TENと比べるとよりシャープな印象。個人的な好み…

グレース イル 25年/Grace Île 25yo

アイラの長熟らしい円熟したピートスモークと南国フルーツ、アードベッグらしい柑橘やフレッシュなフルーツ感が堪らない。スパイシーさやビターさのバランスも良く、満足感の高い一杯。以前飲んだブティックウイスキーのアイラ25年#2(アードベッグ)と傾向…

アードベッグ スコーチ/Ardbeg Scorch

過去のアードベッグデーボトルで言えば、2014年オーリヴェルデに系統は近いが、ビターさやコーヒー感はやや控えめで、磯感や南国フルーツ中心のフルーティさや甘みが強い。加水してもバランスよく上品。素直ながらパワフル&華やかな飲み口で、個人的にはこ…

アイラ #2 25年 ブティックウイスキー/Islay #2 25yo TBWC

やや枯れた渋い長熟アイラモルト。口に含むと煮込んだ南国フルーツやシロップのような濃厚な甘みがあるが、飲み込むとしっかりピートスモークが広がる。長熟ならではのフルーティさと、同じく長熟ならではの円熟味のあるピート香が同時に味わえ、非常に満足…

アードベッグ オーリヴェルデ/Ardbeg Auriverdes

アードベッグらしいコーヒー感が強く出ており、強めの甘さやピーティさとのバランスが美しい。評価はそこまで高くないが、かなり好みの風味バランス。少量加水の方で、お互いバチバチ喧嘩していた要素が調和するので、少しずつ加水して適量を見つけたい。

アーーーーーードベッグ!/Arrrrrrrdbeg! Committee Release

アードベッグらしいピート感の背後にシリアル感が良く感じられる。甘さはTEN同様のバニラやシロップ感がメインだが、青い果物(青いバナナや葉っぱ、キウイ、ライム)のフルーティさが特徴的。甘さはTENより少し強いが、くどくはなく爽やで香ばしい飲み口。…

アードベッグ ブラスダ/Ardbeg Brasda

アードベッグらしいバニラの甘みやチョコレートや柑橘感に加えて、繊細な花の蜜の甘みも楽しめる。甘みはかなり強めだが、透き通っていて繊細な印象。強くはないが、明確なピート感も味わえる。アイラピートが苦手な人でも問題なく楽しめるであろう風味。臭…

アードベッグ グルーヴス/Ardbeg Grooves

強い甘さとビターさ。強く焦がした樽の影響が出ていて、フルーツやシロップの甘さも通常のTENよりかなり強いが、それ以上にビターさが増した印象。かなり癖のある風味だが、甘めのチョコレートとの組み合わせは凄く良かったのでオススメ。

アードベッグ ドラム/Ardbeg Drum

ラム樽由来のフルーティもあるが、基本はどっしりアードベッグ。スモーキーでビターな余韻が長く心地良い。アンオーやウーガダールよりフルーツが熟した南国系に近く、ヨード感や塩気が強め。飲みごたえも十分あり美味い。ただどれが好みかと言われると、ウ…

アードボッグ/Ardbog

TENと比較すると、潮気と革製品を燃やしたようなスモーク感とゴムタイヤ感、チェリーのような甘みが違いとして感じられた。コアレンジ品でシェリー樽原酒を使っているウーガダールと系統は近いが、ゴム感(味わうとそこまで感じない)や強い潮気、チェリー感…