★少しパンチの弱くなったアードベッグ19年トリーバンっぽい感じ。シェリー感はあまりないがさっぱりしたフルーティさとバニラのクリーミーさがあり飲みやすい。芯のあるアイラモルトで悪くない。
ラム樽感がしっかり出つつアードベッグの強烈なスモークや塩気は健在。熟成の若さゆえの粗さは隠せていないが、これはこれで十分楽しめる。少なくともアルコール度数46.0%の通常版よりはずっと良い。★0.5くらい
★アードベッグにしては比較的骨太なボディも変な癖は無く、麦芽とスモークのパンチの強さに樽由来の甘い風味の組み合わせが良い。個人的にはここ数年のフェスボトルの中では1,2位を争う出来だと思う。
アードベッグ蒸溜所の2024年下旬~2025年リリース予定のボトルについて、現時点で判明している範囲でまとめてみました。
焦げ感はしっかり出ていて加水するとキャンディ的な甘さも出てくる。アードベッグのフェスボトルらしい一捻り加えた風味で、粗さはあるが楽しめるボトル。カクテルやハイボールとの相性も良さそう。
アードベッグのフェスボトルに良くある系統だが、オークと原酒の粗さが表に出過ぎていて、かつ風味がややアンバランス。似た傾向なら前年のスコーチの方が良い
スコーチやアードコアと似た傾向で、熟成年数も5~8年位で若く荒く、アンバランスとまでは言わないが未熟さはある。ここ数年のフェスボトルでは一番イマイチだと思う。加水すると雑味が薄れつつアードベッグらしいパンチは残るのでまとまりが良くなるが、じ…
ベタっとした焦げ感と細かく鋭いスパイシーさ、ハーブ感が入り混じって独特な癖になっていて、バランスはギリギリ保たれているがやや不安定。コンセプトとしては成功していると思うし、普段飲むアードベッグとの違いも面白いが、ボトルで買わなくても良いか…
しっかりした甘めの味付けと塩気、ウッドスモークは焦げたニュアンスがはっきり感じられる。ワイン樽熟成らしいムワっとした癖がある。決して悪くは無いが、値段や個人的な好みから、ボトルで買いたいとは余り思えない。
★少し塩気やオーク感に棘を感じるが、全体としての風味は良く、ワイン樽感も嫌味なく出ている。ここ数年のアイラフェスを含む限定ボトルの中ではかなり良いレベルだと思う。相変わらず価格には見合っていないが、実験としては面白いし熟成年数にも見合ってい…
★アードベッグらしい軽快さにレモンの風味、ヨード感あるピートに加えてフローラルさも強く出ている。TENをより複雑にして円やかにした感じ。悪く無いけど少し中途半端。
少し雑味が多い印象だが、焦がした風味はガツンと良い感じ。一年前のBizaareBQよりBBQっぽい。甘さは飲んだ瞬間は結構強く感じるが、ポート樽感がはっきりあるかと言われると余り無く、しいて言うならゴムやレザーっぽい癖は後ろにある。イマイチ。
★通常のアードベッグ10年よりボディが重め、ベタっとした炭っぽさやスパイシー、塩気は強く、シェリー樽感は程よく干しブドウ系の甘さが広がる。しっかりまとまりの良いボトル。コスパもアードベッグにしては良い。アイラフェスボトルも毎年これ位クリアして…
非常にねっとりとしたこもったようなピート香に麦芽やフルーツ。少し悪い酔いしそうな風味であまり好みではないが、余り無い風味で面白い。シングルカスクとしては口あたりが柔らかく飲みやすい。
アードベッグ蒸溜所の2024年リリース予定(一部は2023年からリリース予定)のボトルについて、現時点で判明している範囲で記載しようと思います。19年トリーバンや25年など、定期的にリリースしているものについては割愛します。
★熟成期間は10年だが通常のTENと比較すると段違いに良い。風味の複雑さと力強さ、それでいて口あたりのクリーミーな柔らかさが素晴らしい。ほのかなスミレっぽいフローラルさも、ボウモアのアレとは違ってバランスの良いアクセントに。変に細工をせず、アー…
熟成感はやや欠けるが、しっかりとした甘さの味付けにパンチ強めのピート感、さっぱりしつつ長く続く余韻は結構バランスがいい。ストレートでもハイボールでもかなり使い勝手が良さそうな味。値段以外はそこそこ納得できる一本で、下手なアードベッグデーボ…
ピート由来のパンチが強く、柑橘や麦芽の旨味も通常のアードベッグ10年より分厚い気がする。熟成感はやや欠けるが、だからこその良さをしっかり引き出している。テーマに沿った力強い風味で、かなり良い出来だと思う。
軽快な酸味のある苺やオレンジの甘さとスモーキーさのバランスが良く、アードベッグらしい酒質や麦芽感もしっかり感じられてバランスのいい旨さ。アードベッグデーボトルとしては当たりの部類だと思う。
バーボン樽の甘みを強く引き出した風味。キャラメル系の甘さが香りにも味にも感じられ、そこにトーストしたビターさやスモーキーさが被さってくる。麦芽感はさっぱりしていてライウイスキーっぽいスパイシーさも。実験としては結構楽しい風味。最近のアード…
アードベッグらしさがきっちり詰まった風味。やや原酒の若さはあるものの嫌みは全くなく、むしろパンチの強さは増しつつ滑らかな口あたりと甘さを強化している印象で、非常に飲みやすく楽しめる一杯。加水よりストレートの方が好み。感動する訳ではないが、…
柔らかくバランスの取れた甘さと麦芽感とスモーキーさ。強烈な特徴は無いが、上手くまとまっていて飲みやすいアードベッグ。程よいビターなアードベッグらしくタール感も良い感じ。
スモーキーさはシャープで強く、アードベッグらしい柑橘や塩気もしっかり出ているが、若い原酒感が強く少し荒さを感じてしまう。少し前のオクトモアっぽいだが、甘さはシンプル印象。リリース年にもよるがスーパーノヴァの方が味の奥行きがある気もするので…
アードベッグ蒸溜所の2023年以降リリース予定のボトルについて記載。ヘビーヴェイパー、アナモフィック、アンソロジー、ビザーベギューほか
香りは力強さと温かみのある甘臭さ、奥にカカオやコーヒー感もあり上品でかなり好み。味は強めのスパイシーさと塩気に、香り以上にスモークとプルーン系の赤いフルーツ感が強く開く。香り同様のカカオやコーヒー感がスモーキーさと相まって良い感じの余韻。…
シェリー感が濃厚で少ししつこいまである。熟成感はそこまで無くややタンニンが出過ぎている気もするが、アードベッグらしいスモーキーさと麦芽、バーボン樽・シェリー樽それぞれの甘さのバランスが上手く取れていて旨い。定価であればチャレンジングで旨く…
少し若い印象もあるが、スモーキーさは通常のTENより穏やか、風味はバーボン樽とシェリー樽それぞれの要素が落ち着いた感じに調和している。樽由来のウッディさやスパイシーさも結構強く感じる。度数のわりに風味のパンチが少し足りない気もするが、良く言え…
通常のアードベッグよりもやや強くシャープなスモーキーさと塩気、スパイシーさも強く、全体的に尖っているような印象。パンチの強さは感じるが、個人的にはピートを楽しむならオクトモア、アードベッグを楽しむならTENの方が好みで、少し中途半端な印象は受…
バーボン樽熟成によるトロピカルフルーツやミックスフルーツの甘さとそれに負けないしっかりとしたスモーキーさ、奥にある微発泡の乳酸飲料っぽさや柑橘、コーヒーのニュアンスも複雑さを演出していて、全体として奥行きのある素晴らしいバランス。度数がや…
通常のアードベッグと比較するとピートスモークは穏やか、柑橘感もあるにはあるが、それよりも喉飴のようなハーブ感のある甘さが特徴的。余韻もハーブ感が長く続く。これだけ飲んで楽しむというよりも、通常のアードベッグと比較して楽しみたい風味で、なぜ…