アードベッグ ルネッサンス/Ardbeg Renaissance

(1)特徴

アードベッグ ルネッサンスArdbeg Renaissance

アードベッグ蒸溜所

・55.9%

・バーボン樽熟成

アードベッグ蒸溜所の2008年リリースの限定ボトル。90年代の閉鎖を経て、1997年にグレンモーレンジ社が買収した後に生産された1998年蒸溜原酒を10年間熟成させたものです。6年熟成のベリーヤング、8年熟成のスティルヤング、9年熟成のオールモストゼアに続く第4弾としてリリースされた、再開後の過程を楽しむ限定ボトルのトリを飾る一本です。

(2)テイスティング

【香り】

柔らかいピートスモーク、ローストしたグレープフルーツやレモン、バニラ、乾いたオーク、少しスミレや石鹸、リコリス、野イチゴ

 

【味】

スパイシーだが柔らかい口あたり。バニラ、柑橘シロップ、ローストしたグレープフルーツ、柔らかいピートスモーク、野イチゴ。余韻にヨードやリコリス、スミレっぽいフローラルさ

 

【総評】★

熟成期間は10年だが通常のTENと比較すると段違いに良い。風味の複雑さと力強さ、それでいて口あたりのクリーミーな柔らかさが素晴らしい。ほのかなスミレっぽいフローラルさも、ボウモアのアレとは違ってバランスの良いアクセントに。変に細工をせず、アードベッグの良さがしっかり出た一本で、★1.5くらいの印象。