アンファン テリプル/Enfant Terriple (De Leite)

★小麦やオーツを含むしっかり&ねっとり感のある穀物味が楽しめるトリプル。変な派手さはないが、ベルギーエールらしいフルーティさと濃厚な旨味が味わえる。重くない程度に分厚いトリプルが好きならオススメ。

フランドリアン スーパー 8 (ハーヒト)/Flandrien SUPER 8 (Haacht)

★★オーツが加えられているらしさの出た滑らかでクリーミーな穀物感とフルーツ、柔らかいハーブのバランスが非常に良い。分厚いボディに旨味が濃縮されている感じ。こってり目の風味が好きな人にオススメ。

オムメガング トリプル (ハーヒト)/Ommegang Tripel (Haacht)

トリプルにしては軽快目の麦芽感にしっかりした余韻のビターさ。そこまで風味深みない。余韻はすこし発酵感があり、さっぱりなのかこってりなのか分からない中途半端な印象も。穀物殻感強め。

ヴァル・デュー ブリューン/Val-Dieu Brune (Brasserie de l'Abbaye du Val-Dieu)

丸みあるがパンチ十分で、アルコール感も度数相応に程よく感じられる。甘さは控えめながらも程よい。余韻にかけて少し水っぽい印象。

デルタ IPA/Delta IPA (Brussels Beer Project)

★軽快ながらクリーミーな穀物感と、しっかりホップのフルーティさとハーバルさとビターさがゴリゴリ感じられるIPA。IPAらしい風味。良い意味で刺々しい。

ヴァンデルギンスト ロートブライン/VanderGhinste Roodbruin (Omer Vander Ghinste)

★★酸味あるフルーティさとビターさが抑えられたキャラメルモルトの軽快な甘さのバランスが秀逸。酸味の刺々しさはなく心地良い。サワービールといては過去一二を争う好みの風味。旨かった。

ラ・クラック/La Claque (Brasserie Witloof)

★★濃厚でクリーミーなDIPA。癖無くくどくなく旨味だけが凝縮された印象でGood。IPAは取り敢えず濃く作っておけば高評価が得られる傾向があるが、実際にはエグミやしつこさも強くなってどうかと思う事も多いが、これはバランスが良い。

ランス コション アロマティゼ オ ウィスキー/Rince Cochon Aromatisee Au Whisky (Brouwerij Haacht)

ねっとりとした風味ながら余韻のキレは良い。ビールの奥に悪酔いしそうなスピリッツ感があるのが少し気になる。面白い風味ではあるがアンバランス。

ヌルシア トリプル/Nursia Tripel

★ボディ分厚くビールらしい癖も満載の風味。ビールが苦手な人だと全く取っつけない風味だと思うが、澄んだトリプルエールだと物足りない人からするドンピシャかも知れない。もったりしてるが旨い。

ベルリニシャス/Berlinicious (DrinkThatBeer)

軽快で飲みやすく、癖も無い。酸味も刺々しさが無い。コロナ的な飲み方が出来るサワービール。ヴァイスらしいクリーミーさを期待すると方向が違うが、暑い時にさっぱり飲む小麦ビールを求めるなら良い風味だと思う。

ヘルケンローデ シスター/Herkenrode Cister (Brouwerij Cornelissen)

度数の割に軽快で飲みやすいブロンドエール。ただし余韻はジトっとくるビターさが強く長く残るので、飲み進めていくと重さが積み重なってくる感じ。

ヴィヴェン シャンパーニュ ヴァイス/Viven Champagner Weisse

★酸味ある柑橘系のフルーティさとクリーミーな小麦を含む穀物感が6:4くらい。さっぱり寄りのヴァイスで、酸味に棘が無いので食事とも合わせやすい。香りからは少し期待を下回る風味。

コルネ オークド/CORNET Oaked (Brouwerij De Hoorn)

ランビック寄りの酸味が特徴のストロングエール。ウッドチップの影響で少し癖がありボディ感も一層分厚くなっている気がする。

オメール トラディショナル ブロンド/OMER. Traditional Blond (Omer Vander Ghinste)

エールにしては派手さは無く素朴で骨太、ビターさが強めのゴールデンエール。もう少し華やかだと思っていたので意外だった。ベルギーらしいニュアンスもあるが、全体的には地味目。

マ メール スペシャル/Ma Mère Spéciale (Brouwerij De Leite)

軽めのボディで、ベルジャンIPAにしてはホップはかなりはっきり目。悪くはないがこれを飲みたいというような個性も無い気がする。泡立ちは抜群で飲み心地は良いので普段飲みには良いと思う。

リンデマンス アップル/Lindemans Apple

ジュース並みのハッキリとしたリンゴ味。ジューシーで甘く飲みやすい。ビールよりもジュース寄り。

ルプルス ヒベルナトゥス/Lupulus Hibernatus (Brasserie Lupulus)

★変な癖のないバランスが良い濃厚さ。ウィンタービアらしいスパイス感やダークフルーツの風味が心地いい。余韻は少し重いので食事には合わないかも知れないので、チーズなどのつまみと一緒にチビチビ飲みたい。

キュヴェ・デ・ジャコバン/Cuvée des Jacobins (Omer Vander Ghinste)

バルサミコ酢や柑橘、ベリーの酸味と熟成樽由来のオーキーな風味。フランダース・レッドエールとしてもサワービールとしてもスタンダードな出来で、さっぱり飲みやすい。

トリプル モワン/Triple Moines (Brasserie du Bocq)

★★分厚く華やか、ベルギーらいしトリプルエール。変な雑味もなくバランスが良い。文句の無い質の高さ。

グルート ブリューン/Gruut Bruin

★落ち着きある旨味、麦芽中心でフルーツのニュアンスは地味ながらしっかり。グルートらしくハーブやスパイス感が麦芽に負けず強め

セントルイス プレミアム フランボワーズ/St. Louis Premium Framboise (Kasteel)

★変な癖や嫌味がなくバランスの良いフルーツランビック。度数も低いので飲み心地も軽快で、酸味も相まって暑い季節でもサッパリ楽しめる。ランビック初心者でも比較的取っつきやすい風味だと思う。

セント・イデスバルド アンバー/St. Idesbald Amber (Huyghe)

★香味ともに濃厚ながらさっぱりしていて飲みやすい、さっぱりしていながら水っぽくはない。レッドエールの良さがしっかり詰まった一本。

カシス ランビック/Cassis Lambic (Hanssens Artisanaal)

★バランスが良く飲み心地の良いランビック。酸味はやや強いがほのかな穀物感やカシスの風味が刺々しさを中和している。自然を感じる風味。

テンペリエ ストロングアンバー/Tempelier Strong Amber (Brouwerij Corsendonk)

★香りの優雅さに比べて味は少し粗いが、全体としてのバランスや飲み心地は良い。余韻もビターさが比較的しっかり。骨太で甘すぎない風味が好きならオススメ。

ブランシュ・ドゥ・ナミュール/Blanche de Namur (Brasserie du Bocq)

少し酸味が強く飲み口はさっぱり目。クリーミーな香りとはややアンバランスも、普段飲みとしては優秀。沈殿物を加えるとクリーミーさが増して、全体的なバランスも良くなるので、終盤に味変して二度楽しむスタイルもオススメ。

トルバドゥール ウィンター/Troubadour Winter (Musketeers)

★ローストした麦芽と濃厚な黄色いフルーツとキャラメル、そこにクリスマススパイスが立ち上がってくる。嫌味なくクリスマスエールらしい風味。

ヘルケンローデ ヴェスパー トリプル/Herkenrode Vesper Tripel (Brouwerij Cornelissen)

力強いが同時に少し荒さが目立つ風味で、アルコール感やビターさが悪目立ちしている印象を受けた。甘さはややしつこく癖がある。悪くは無いが敢えて選ぼうとは思わないトリプル。

ドゥーニエ/Deugniet (Brasserie du Bocq)

しっかりした麦芽のパンチとシャープさのあるフルーティさ。少し荒い印象があるのと、飲みやすいとはいえ、単調なせいか徐々に飲み疲れる感が強くなる。

バルバール ボック/Barbãr Bok

★★美しい熟成感のハニービア。程よい酸味のあるフルーツとコクのあるロースト麦芽、チョコレート、スパイスの香りが複雑に調和している。素晴らしいバランス。★3か迷った。

ブリュヌオー トリプル オーガニック&グルテンフリー/Brunehaut Triple Organic & Gluten Free (Brasserie de Brunehaut)

少し風味は薄め、水っぽくビターさが強め。アンバーと比べるとグルテンフリーの悪い特徴が増していてイマイチ。トリプルならもう少し風味の深さと複雑さが欲しい。