カリビアン パール ダークラム/Caribbean Pearl Dark Rum

香りは結構良いが、味はケミカルさや雑味が多い印象。料理用として買ったものだが、料理用としては十分なポテンシャル、飲む用としては酷いとまでは言わないが熟成感が欠けた若い原酒感やケミカルテイストが少し不快。

ブラック トット/Black Tot

軽快でフルーティ、スパイスの風味が豊かなラム。若い原酒感が残っているが、逆にごてごてしておらず良い感じにまとまっている。ストレートでもカクテルでも、使い勝手が良さそうなバランス。

マウント ギルボア 2008 ビリエ/Mount Gilboa 2008 for Vilier

度数が高いだけあってスパイシーでパンチのある風味、フルーティさは青リンゴやマスカットのシャープでフレッシュな印象。加水するとスパイシーさがやや抑えられで円やかになるが、余韻は青々しさが強くなるので、ラムが苦手な人にとってはどこまで行っても…

ハバナクラブ トリビュート2018/Havana Club Tributo 2018

熟成感は程よく、甘さは控え目でサッパリ飲みやすい。そこに樽由来の微かなスモーキーさが良いアクセントになっていて、全体を通じて大人びたような印象を受ける。熟成感の影響もありそこまでラム感はなし。

アップルトン エステート ジョイ/Appleton Estate Joy

ラムっぽい若干ケミカルなテイストもあるが、甘くスパイシーで飲みやすい。程よい甘みと程よいキレ、程よいフルーティさに程よいハーブ。癖が少なくバランスが良い。ロンサカパなどの熟成感のあるタイプだとしつこすぎると感じる人には丁度いい切れ味と甘さ…

カロニ 21年 ビリエ/Caroni 21yo Velier

長熟ならではの深いオーク感や丸い甘さが楽しめるが、奥から溶剤っぽさやスパイシーさも出てきて甘ったるくなく切れ味良い余韻。甘すぎない長熟ラムが飲みたい人にオススメ

クレラン アンシェン セイジョス 19か月/Clairin Ansyen Sajous 19 months

カロニ樽での熟成の影響か青いトロピカルフルーツのニュアンスが良く出ているが、相変わらず発酵食品や牛乳焼酎のような癖のある風味も強い。個人的にはそこまで好みではないが、ロックにするとキリリと引き締まって飲みやすくなる。

シャマレル ブレンド ベリエ ラム アグリコール/Chamarel Blend Velier Rhum Agricole

少しバーボンのようなシンナー感があるが、サトウキビやキャラメルの甘さがしっかり出ていて、飲み疲れなくバランスが良い。フローラルさや南国フルーツ感もあり華やか。ラムと言えば、こってりした甘々なものか、カクテルベースに使うようなシンナーっぽい…

エルドラド 25年/El Drado 25yo

ストレートだと個人的にはややしつこいくらい濃厚で甘口、ロックにすると引き締まって素晴らしいバランス。デザートワイン的にまったり楽しめる。ストレートでじっくり飲むのも良し、ロックで切れ味鋭く飲むのも良し、バニラアイスなどにかけて楽しむのも良…

ワーシーパーク 2006 12年/Worthy Park 2006 12yo

熟成感はあるが、独特なエステル香がある。ウイスキーでいうとバーボン的な立ち位置?オイリーだが余韻はさっぱりしている。ストレートでも勿論旨いが、カクテルベースの方が向いているかも知れない。

ディプロマティコ アンバサダー/Diplomatico Ambassador

とても濃厚で黒糖やチョコレートのようなねっとりした甘さが全開。オークや草っぽい風味もあるので、濃厚さの割には余韻はしつこくない。シェリー樽由来のフルーティさも背後にしっかりあり、これだけでデザートにもなれるくらいの奥深い甘み。ロンザカパよ…

ロンサカパ センテナリオ23年 & XOセンテナリオ/Ron Zacapa Centenario 23yo & XO Centenario

ともに甘いだけでなく、熟成感や風味の広がりがあって素晴らしい。23年は4000円前後というコスパの良さが光る。樽由来のスパイシーさやスモーキーさも、味に奥深さを与えてくれている。XOは最後のコニャック樽後熟の影響やバーボン樽の影響が顕著で、ブドウ…

ラム酒入門:風味による6分類

英国ウイスキー小売りWhisky Exchangeが提唱する風味に基づく6分類を紹介し、それぞれの特徴やテイスティングも簡単に紹介しようと思います(サンプルは下の写真を参照。左から順に①→⑥)。各フレーバーのイメージ図もWhisky Exchangeさんのページから引用し…