スプリングバンクかつワイン樽が好きな人ならかなりストライクなんだと思うが、個人的には少し中途半端な印象。何というか、フルーティさにも麦芽感にもピート感にも、少し荒さを感じる。
★ロングロウらしい潮気やローストした穀物感、ウッディなスモーキーさと樽由来のクリーミーな甘さにほのかにベリー。期待している通りの風味があって、ちょうどいいバランスだと思う。樽感はやや強めだがえぐみが出るギリギリのラインで保たれている。
パンチはやや抑え気味だが、シェリー樽優勢のフルーティさと柔らかいスモーク、乳糖的な甘さや穏やかな麦芽感、樽感もすべて控え目だが悪目立ちした要素が無く上手く調和している印象。ここ数年のロングロウ21年では一番好み。
甘さも強いがそれに負けないシャープなスパイシーさで飲んでいる間はバランスが良く取れていて満足感が高いが、余韻が少しベタっとしたビターさが長く残るのでやや不満。少量加水すると香りは落ちるが、味わいは落ち着いて良い感じに。スモーキーさはもう少…
ロングロウらしいどっしりとした麦芽感にどっしりとした樽感。少し樽感が悪目立ちしていて、若干調和が少し取れていない印象。各要素は良いが、少し悪酔いしそうなワイン樽の風味のバランスが悪い気がする。あと一歩。
樽感がしっかり出た風味で、スモーキーさはシェリー樽由来の甘さと混然としていてあまり目立たない。全体的に穏やかで落ち着いた風味。時間を置くと熟成感がどんどん増してくるのでじっくり飲みたい。
1年前のサンプルから熟成感が増して、上品な落ち着きも出ている。スモーキーさはローカルバーレイの方が強いくらい。個人的にサンプルの方が肉肉しさやベリー感が強くてかつパワフルで良かったが、これはこれでいぶし銀といった風味。流石ロングロウレッドと…
フルーチェのようなフルーティなプリン感と素朴な麦芽感が良い感じに円熟して調和していてGood。以前飲んだ2019年の18年物より良いバランスで旨い。少し力強さが欠けてしまっており、コスパも考えると(しつこいけど)ワイン樽熟成のロングロウレッドを個人…
かなり南国フルーツのエグミに近い癖が出ていて、タイヤっぽさや磯感も入り混じって混然とした雰囲気。足並みが乱れ気味の風味。個人的には期待を下回る出来で、ノンエイジやロングロウレッドの方がオススメ。18年は年によって樽構成が違っているので、別の…
ボディが強く、鴨肉をチェリーソースを付けて食べているような肉々しさがある。葉巻や湿気たウッドスモークの奥からフルーティさが追いかけてきて、アイラの長熟の様な様相もあって面白い。14年熟成と思えないほどの円熟感。
砂糖きびやシロップ、トロピカルフルーツの甘さなどラム樽の影響が良く出た一本。かといって甘ったるいという事は無く、スモーキーさもシャープで切れ味が良くアルコール度数以上のパンチを感じる。ここまではっきりラム樽の影響が出ているものはなかなか味…
荒々しくも上品。ジトッとした強いピートスモークが甘臭く、赤ワイン樽の影響も良く出ていてフルーティな風味。スモーキーさは通常のロングロウより強く感じ、スプリングバンクらしい骨太な飲みごたえもあり、満足感のある一本。
スモーキーさはフェノール値50-55ppmにしては強くなく、塩気と麦芽、レモンキャンディのような酸味を伴った甘さと調和したウッドスモーク。派手さは無く、朴訥で落ち着いた風味。