(1)特徴
・ロングロウ 18年 2022年エディション/Longrow 18yo 2022 Edition
・スプリングバンク蒸溜所
・46%
・シェリー樽原酒が100%
ロングロウは、スプリングバンク蒸溜所で生産されているピーテッド麦芽(50-55ppm)を使用した銘柄。スプリングバンク蒸溜所が1970年代にピーテッド原酒を作り始めた時に、かつてスプリングバンク蒸溜所に隣接してピーテッドタイプ原酒を作っていたロングロウ蒸溜所(1890年代に閉鎖)に敬意を払って命名された銘柄です。現在はロングロウ(ノンエイジ)、ロングロウ18年、ロングロウ・レッド(ワイン樽などで熟成)が定期的に、他にロングロウ21年なども不定期にリリースされています。
今回テイスティングしたものは2022年リリースのエディションで、シェリー樽熟成原酒のみをボトリングしたものです。
(2)テイスティング
【香り】
レーズンやアメリカンチェリー、煮詰めたリンゴ、キャラメル、穏やかな湿気たスモーキーさ、麦芽
【味】
シェリー樽由来のフルーティな甘さ、煮詰めたプラムやリンゴ、キャラメル、シナモンやクローブ、麦芽とオーク。スモーキーさはかなり控え目というかシェリーの甘さと混然としている
【総評】★
樽感がしっかり出た風味で、スモーキーさはシェリー樽由来の甘さと混然としていてあまり目立たない。全体的に穏やかで落ち着いた風味。時間を置くと熟成感がどんどん増してくるのでじっくり飲みたい。