グレンアラヒー 2008 15年/Glenallachie 2008 15yo #900415 (A.D.Rattray)

★スパイシー&シェリー。シングルカスクらしいパンチの強さと濃厚なシェリーにクリーミーなバニラ、余韻にタンニンやタバコのスモーク。出来が良いシェリー熟成。

グレンアラヒー 32年 1989 #6495/Glenallachie 32yo 1989 #6495

★★バタリーで濃厚なシェリーの風味が満載の一本。グレンアラヒーらしい素朴ながら分厚い麦芽感に負けないPXシェリーの存在感は飲みごたえが抜群。長熟ならではの複雑さはやや控えめだが、変なえぐみが無くレベルが高い。

グレンアラヒー 10年 CS バッチ4/GlenAllachie 10yo CS Batch 4

後発のバッチ6や7と比べるとねっとりとした甘さではなく、華やかながらオーキーさやロースト感が強く感じられる落ち着いたバランス。ややビターさはあるが甘さもしっかり含まれていて良い感じの熟成感。10年らしいフレッシュさもあり非常に良い出来だと思う。

ホワイトヘザー 15年/White Heather 15yo

口あたりは柔らかい甘さとフローラルさ、フレッシュなリンゴや麦芽感が心地良いが、余韻が少しベタっとしたビターさで少し主張が強い。悪くは無いが、少し味が荒くまとまりに欠けている印象はある。

グレンアラヒー 10年 CS バッチ7/GlenAllachie 10yo CS Batch 7

以前のバッチと比較するとビターでスパイシーな樽感がやや強く、ねっとりと甘い風味を上回っていて、ややえぐみが目立っている印象。ただ加水すると、甘みが柔らかく広がり、スパイシーさやえぐみが隠れるのでかなり良い。加水向きの一本。

グレンアラヒー 15年 スコッティッシュヴァージンオーク/GlenAllachie 15yo Scottish Virgin Oak

今回のシリーズの中では長熟にあたるが、そこまで深い円熟感がある訳ではなく、オーク由来のスパイシーさやシナモンの香りがトップにしっかり乗っていて主張してくる、パンチの強い味わい。素直な甘さとオークのバランスは良い。

グレンアラヒー 10年 チンカピンヴァージンオーク/GlenAllachie 10yo Chinquapin Virgin Oak

甘味は少なく、麦芽やオークの風味がシンプルに感じられる、少し若い印象のある風味。シナモンっぽい香りをまとった上品なオークの影響で、長熟だとどんな感じに伸びていくのか楽しみ(フレンチヴァージンオークは長熟だと主張が強すぎる印象だが、チンカピ…

グレンアラヒー 10年 フレンチヴァージンオーク/GlenAllachie 10yo French Virgin Oak

チェルシーのようなクリーミーな甘さから、スパイシーでキリッとした飲み口へ。焦がしたオークやコーヒー、タンニンのビターさが余韻で強く長く続く。熟成感というより樽素材感を活かした風味が実現しているように思える。少しとげとげしいが、コンセプトか…

グレンアラヒー 8年/GlenAllachie 8 Year Old

短熟らしいフレッシュな力強さ、オーキーさもかなりしっかり出ている。近年のグレンアラヒーらしいフルーティさや甘さは控えめで、より素直な風味。加水して時間を置くと、まろやかなメープルシロップの甘さがよく出てくるので、ストレートであればじっくり…

グレンアラヒー 12年 (ケイデンヘッド)/Glenallachie 12yo (Cadenhead)

かなりパンチ力がある。バターやアップルパイ、生姜のスパイシーさと塩気。加水するとビターさや焦がした樽感が強く出過ぎる印象。時間を置いてじっくり飲みたい。最近のグレンアラヒーのオフィシャルボトルはこってり濃厚なフルーティさが印象的だが、こち…

グレンアラヒー 15年/Glenallachie 15yo

甘みが強く濃厚ながら綺麗にまとまったシェリー感とビターでスパイシーな樽感。オフィシャル加水ボトルとは思えないほどしっかり芯があり華やかな。少し余韻のビターさがしつこいのが個人的に減点だが、総じて良くできたコアレンジ品と思う。味は全く違うが…

グレンアラヒー 10年 CS バッチ6/Glenallachie 10yo CS Batch 6

濃厚かつ複雑で多層的な風味。ラムレーズンやキャラメルのようなシェリー樽由来と思われるフルーティさに加えて、オーク感や発酵食品のような風味もしっかり出ている。加水してもバランスよく力強い風味のままで旨い。カスクストレングスだとかなり濃厚なシ…

グレンアラヒー 12年/GlenAllachie 12yo

フレッシュなフルーツ感と骨太な麦芽の味わいのギャップが面白い。時間を置くとバナナのようなねっとりした印象も出てくるが、基本的にはフルーツ感はフレッシュ。麦芽の骨格の強さはハイランドモルトや、スペイサイドならベンリアックに通じるところがある…