グレンアラヒー 10年チンカピンヴァージンオーク／GlenAllachie 10yo Chinquapin Virgin Oak

・グレンアラヒー 10年チンカピンヴァージンオーク／GlenAllachie 10yo Chinquapin Virgin Oak

・グレンアラヒー蒸溜所

・48.0%

・アメリカンオークのバーボンバレル樽で熟成後、チンカピンヴァージンオーク樽で18か月追加熟成

グレンアラヒー蒸溜所が2022年にリリースした樽探究シリーズの第2弾。第1弾は2021年にリリースされていますが、その時はワイン系の樽（ポート、ペドロヒメネスシェリー、マデイラワイン）でしたが、今回はヴァージンオークにスポットを当てたシリーズです。

今回テイスティングしたのは、シリーズで3つあるうちの1つで、アメリカのミズーリ州で採集したチンカピンオークを4年かけて乾燥させ、ミディアムレベルにトーストした樽を使用して18か月追加熟成させたものです。

チンカピンオークは余り聞きなれない種類ですが、ミズナラと同属で、最近だとラッセイ蒸溜所の原酒などでも使用されています。

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【香り】

アップルパイ、シナモン、キャラメル、ねっとりしたパン生地、ミルキー

【味】

クリーミーだがフレッシュ、オーク、ラップ生地、麦芽、リンゴの皮目、シナモン。余韻は少しスパイシーでビターだが、フレンチオークフィニッシュほど強いビターさではない

【総評】

甘味は少なく、麦芽やオークの風味がシンプルに感じられる、少し若い印象のある風味。シナモンっぽい香りをまとった上品なオークの影響で、長熟だとどんな感じに伸びていくのか楽しみ（フレンチヴァージンオークは長熟だと主張が強すぎる印象だが、チンカピンは素直に伸びていきそう）。