スプリングバンク 10年 パロコルタド/Springbank 10yo Palo Cortado

スプリングバンクらしい素直な麦芽感と強めの塩気、普通より強く感じるスモーキーさ、そこに樽由来の赤いフルーツが加わり想像した通りの出来に近い。ただ少し樽のオークやトースト感が強く出過ぎていて風味の邪魔になっている印象。バランスも少し崩れてい…

ヘーゼルバーン 15年 オロロソシェリーウッド/Hazelburn 15yo Oloroso Sherry Wood

しっかりシェリー樽感が出た分厚い風味。香りは上品さがあるが、味は少し荒々しいというか樽感が出過ぎている印象。良い感じの素朴な麦芽の風味はしっかりあるが、少し樽感がtoo much。

スプリングバンク 12年 カスクストレング 2017/Springbank 12yo Cask Strength 2017

★期待するレベルのスプリングバンク12年。主体はシェリー樽だがバーボン樽由来の甘さも結構はっきり出ていてバランスは良い。特に余韻の嫌味の無いパンチの強さが良い。幾らでも飲める旨さ。

ヘーゼルバーン 12年 オロロソシェリーウッド/Hazelburn 12yo Oloroso Sherry Wood

★アンピーテッドだが樽由来のハーバルなスモーキーさがあり、麦芽のボディの分厚と渋めのシェリー感と合わさって分厚い風味。甘さは控え目だが、ところどころに現れるセクシーなシェリー感も良い感じ。

スプリングバンク 10年 PXシェリー/Springbank 10yo PX Sherry

★ほんの少し荒っぽさはあるものの、10年物としては非常に良い出来だと思う。濃厚なシェリーの風味が全開だが、スプリングバンクらしい風味が負けずに感じられる。通常のスプリングバンクよりもスモーキーさはやや強く感じる。全体的に骨太で好みの風味。スプ…

スプリングバンク 30年/Springbank 30yo

★~★★スプリングバンクらしい素直さと長熟ならではのクリーミーさ、フルーティさは控えめ。正直言うと少し期待以下の出来だが、時間をおくと香味共に調和が出てきてより良くなってくる。開封後しばらく置いた方がおそらく良い感じがする。

スプリングバンク 11年 ローカルバーレイ 2023/Springbank 11yo Local Barley 2023

強くシャープな甘さとスパイシーさに、スプリングバンクらしい塩気と素朴な穀物感。ローカルバーレイらしい素直な旨さ。やや甘さがしつこめだがバランスは良い。

ロングロウ 18年 2021リリース/Longrow 18yo 2021 release

★ロングロウらしい潮気やローストした穀物感、ウッディなスモーキーさと樽由来のクリーミーな甘さにほのかにベリー。期待している通りの風味があって、ちょうどいいバランスだと思う。樽感はやや強めだがえぐみが出るギリギリのラインで保たれている。

スプリングバンク ペドロヒメネス 8年/Springbank Pedro Ximénez 8yo

今回の6サンプルの中では一番バランスが良く、シェリー樽由来のしっかりとした甘さとスプリングバンクらしい素朴な麦芽感に塩気、ほのかなスモーキーさが良い具合に楽しめる。まだ若さは感じるが純分なポテンシャルの片鱗は感じられる。

スプリングバンク コルタド 7年/Springbank Cortado 7yo

ドライで刺激的なスパイシーさのある口あたり、甘さ控えめのリンゴや白ブドウのドライなフルーティさに乾いた麦芽感。5番のアモンティリャードほどでは無いが、これもかなりドライで素朴、やや熟成途上的な風味。

スプリングバンク アモンティリャード 6年/Springbank Amontillado 6yo

ドライでスパイシー、甘さ控えめのシェリーの風味に、素朴な麦芽やトーストしたオークの風味、余韻はスプリングバンクらしい塩気と焦がしたオークのビターさ。無骨な印象があり、まだ熟成の余地が多くある。発展途上といった風味。

スプリングバンク フィノ 5年/Springbank Fino 5yo

ドライでフローラルな白ワインとウイスキーが融合した風味。口あたりは若さを感じさせる刺々しさもあるが、ドライなワイン感と逆に良くマッチしている印象。マンサニージャ同様バーボン樽感は薄いが、そのおかげでシェリー樽感がしっかり楽しめる。短熟にし…

スプリングバンク マンサニージャ 4年/Springbank Manzanilla 4yo

原酒の若さが出ているが、バーボン樽の主張が弱い反面マンサニージャシェリーらしいナッティさやフローラルさがクリアに出ていて、悪くないバランス。少しバーボン樽感があっても良かったかもしれないが、マンサニージャらしさを活かすにはこれ位でも良いの…

スプリングバンク オロロソ 9年/Springbank Oloroso 9yo

シェリー樽由来の濃厚ながらシンプルなフルーティな甘さに、スプリングバンクらしい麦芽や塩気、スモーキーさが加わった、想像通りの素朴な風味。やや原酒の若さはあるがえぐみなどは無く気にはならない。期待を上回りも下回りもしない美味しいスプリングバ…

スプリングバンク 15年 ラムウッド/Springbank 15yo Rum Wood

ラム熟成らしいトロピカルフルーツが詰まったのスプリングバンク。軽快ながらしっかりとした麦芽感も良い。少しスパイシーさが強いが、ほどよい甘さやピート感と相まって嫌らしさはない。満足感ある楽しいスプリングバンク。個人的にラム熟成物はそこまで好…

スプリングバンク 14年 バーボンウッド/Springbank 14yo Bourbon Wood

スプリングバンクらしい風味の上品なバーボン樽の風味が乗っかった美しいバランス。やや荒さは残っているが、それも含めて愛くるしい風味。もう少し麦芽感があっても良いが、個人的にはスプリングバンクに求めたい水準をしっかり超えていて満足。

スプリングバンク 12年 1990年代後半ボトリング/Springbank 12yo late 1990's bottle

★★★愛すべき素朴で美しい旨さ。シェリーの濃厚かつ上品な甘さとスプリングバンクらしい塩気と素朴でしっかりとした麦芽のバランスが素晴らしい。カスクストレングスではないが十分納得の旨さ。

ロングロウ 21年 2022年エディション/Longrow 21yo 2022 Edition

パンチはやや抑え気味だが、シェリー樽優勢のフルーティさと柔らかいスモーク、乳糖的な甘さや穏やかな麦芽感、樽感もすべて控え目だが悪目立ちした要素が無く上手く調和している印象。ここ数年のロングロウ21年では一番好み。

ロングロウ レッド 11年 タウニーポート/Longrow Red 11yo Tawny Port

甘さも強いがそれに負けないシャープなスパイシーさで飲んでいる間はバランスが良く取れていて満足感が高いが、余韻が少しベタっとしたビターさが長く残るのでやや不満。少量加水すると香りは落ちるが、味わいは落ち着いて良い感じに。スモーキーさはもう少…

ロングロウ レッド 10年 マルベックカスク/Longrow Red 10yo Malbec Cask

ロングロウらしいどっしりとした麦芽感にどっしりとした樽感。少し樽感が悪目立ちしていて、若干調和が少し取れていない印象。各要素は良いが、少し悪酔いしそうなワイン樽の風味のバランスが悪い気がする。あと一歩。

ロングロウ 18年 2022年エディション/Longrow 18yo 2022 Edition

樽感がしっかり出た風味で、スモーキーさはシェリー樽由来の甘さと混然としていてあまり目立たない。全体的に穏やかで落ち着いた風味。時間を置くと熟成感がどんどん増してくるのでじっくり飲みたい。

スプリングバンク 18年 2021リリース/Springbank 18yo 2021 release

やや余韻が荒い印象はあるが、繊細なフローラルさも合わさって全体的に良い熟成感と甘さのバランス。スモーキーさは香る段階ではあまり感じないが、飲むと比較的ちゃんと広がる。もう少し樽感が少なくても良いかなとは思うが、スプリングバンクらしい麦芽と…

ヘーゼルバーン 13年 オロロソカスク/Hazelburn 13yo Oloroso Cask Matured

かなり樽感が強く出た風味で、香りはシェリー樽由来のフルーティな風味が良く出ているが、飲むとえぐみやビターさがやや目立ちすぎている気もする。時間を置くとかなりバランスが取れてくるので、合わなければじっくり時間を置いて楽しみたい。

ロングロウ レッド 15年/Longrow Red 15yo

1年前のサンプルから熟成感が増して、上品な落ち着きも出ている。スモーキーさはローカルバーレイの方が強いくらい。個人的にサンプルの方が肉肉しさやベリー感が強くてかつパワフルで良かったが、これはこれでいぶし銀といった風味。流石ロングロウレッドと…

スプリングバンク 10年 ローカルバーレイ 2022/Springbank 10yo Local Barley 2022

素朴で麦麦しいスプリングバンク。スモーキーさは結構ハッキリ主張してくる。2021年リリースの方もシェリー樽由来のフルーティさがあって楽しかったが、これはこれで本来のスプリングバンクらしい風味で楽しめる。昨年リリースされた12年カスクストレングス…

ロングロウ 21年 2020リリース/Longrow 21yo 2020 Release

フルーチェのようなフルーティなプリン感と素朴な麦芽感が良い感じに円熟して調和していてGood。以前飲んだ2019年の18年物より良いバランスで旨い。少し力強さが欠けてしまっており、コスパも考えると(しつこいけど)ワイン樽熟成のロングロウレッドを個人…

スプリングバンク 12年CS バッチ23/Springbank 12yo CS Batch.23

甘さやフルーティさは控え目な反面、スプリングバンクの酒質をよりダイレクトに楽しめるシンプルな風味。最近は(スプリングバンクに限らず)複雑な樽構成で甘めの味付けをすることがトレンドだと思うが、こういった素朴な風味も非常に楽しい。 本来のスプリ…

ロングロウ 18年 2019エディション/Longrow 18yo 2019 Edition

かなり南国フルーツのエグミに近い癖が出ていて、タイヤっぽさや磯感も入り混じって混然とした雰囲気。足並みが乱れ気味の風味。個人的には期待を下回る出来で、ノンエイジやロングロウレッドの方がオススメ。18年は年によって樽構成が違っているので、別の…

スプリングバンク 15年 2021年ED/Springbank 15yo 2021ED

シェリー樽由来の樽感が非常に強く出た一本で、南国フルーツやオレンジのフルーティさの後ろから、塩気と共にタンニンやオークのビターさが強く主張してくる。スプリングバンクらしい麦芽感もやや控えめで、12年や21年の高い総合力と比べると一段見劣りして…

ロングロウ レッド 14年 オンラインテイスティング 2021/Longrow Red 14yo Online Tasting 2021

ボディが強く、鴨肉をチェリーソースを付けて食べているような肉々しさがある。葉巻や湿気たウッドスモークの奥からフルーティさが追いかけてきて、アイラの長熟の様な様相もあって面白い。14年熟成と思えないほどの円熟感。