(1)特徴
・スプリングバンク マンサニージャ 4年/Springbank Manzanilla 4yo
・スプリングバンク蒸溜所
・57.9%
・リフィルバーボン樽で2年間熟成後、フレッシュマンサニージャシェリー樽で2年熟成
スプリングバンク蒸溜所のが2021年5月にオンラインで開催したVirtual Tastingの6サンプルのうちの一つ。今後リリース予定のシェリー樽熟成ボトルの前段階サンプルとして提供されたもので、実際に2022年にはペドロヒメネス10年(バーボン樽7年+ペドロヒメネスシェリー樽3年)ボトルがリリースされており、今後も順次リリースされていくものと思われます。
今回テイスティングしたのはリフィルバーボン樽で2年間熟成後、フレッシュマンサニージャシェリー樽で2年熟成したものです。こちらは2023年5月現在でリリースされておらず、(10年以上の熟成物としてリリースするのなら)2027年以降にリリースされるのではないかと思っています。
(2)テイスティング
【香り】
乳酸飲料、バニラ、マスカット、少し味噌っぽい発酵感、ユリ系のフローラルさ
【味】
かなり生姜系の強いスパイシーさ、サルタナレーズン、サトウキビ、強めの塩気、軽快な麦芽、ナッツ。ハーブ酒や乳酸飲料っぽい余韻
【総評】
原酒の若さが出ているが、バーボン樽の主張が弱い反面マンサニージャシェリーらしいナッティさやフローラルさがクリアに出ていて、悪くないバランス。少しバーボン樽感があっても良かったかもしれないが、マンサニージャらしさを活かすにはこれ位でも良いのかも。今後の熟成への期待を感じる一杯。