★★この年数にしては完璧に近いボウモア。スモーキーさやビターさ、赤やダークフルーツの複雑な甘さが調和し、パンチがありながら刺々しさは無く、良い要素だけが出ている印象。ボウモアらしいフローラルさも憎い限り。甘さがやや単調で複雑さと奥行きが足り…
★柔らかいスモークとシェリー樽の甘さにパフューミーさ満点の風味。間違いなく80年代ボウモアがいると分かる。40年物だが芯の太さがあり、やや枯れ気味ではあるが滑らかさと飲みごたえが両立。個人的にはパフューミーな風味は好きなので★1だが、石鹸感が嫌い…
★少しパンチの弱くなったアードベッグ19年トリーバンっぽい感じ。シェリー感はあまりないがさっぱりしたフルーティさとバニラのクリーミーさがあり飲みやすい。芯のあるアイラモルトで悪くない。
かなり荒々しいスモークや塩気、焦げ感がガツンと感じられる。フルーティさや甘さは控え目で、熟成感は18年ほど感じられない。イマイチ。
樽感がしっかり出たスパイシーでオーキーな風味。甘さはキャンディ的なオレンジやリンゴ飴、ミントやバニラアイス感も薄っすら。少しオークスパイスが強すぎる印象があるが、ほどよい甘さとボディがあって飲み心地は良い。
香りはバーボン樽熟成っぽい素直なスプリングバンクだが、味は結構オーク感がバチバチに来る。ケイデンヘッド社ボトリングというと半分オフィシャルみたいなもんだが、オフィシャルとは違った尖り方があって楽しい。
甘さはシンプルでモルティさとオークスパイスがしっかり目。どことなくハイランドっぽい風味のベンリアック。少しビターさが目立つがスコッチらしい嫌味の無い風味。
かなりスパイシーさが強く、青臭さと蜜系の甘さが広がり、後からオーキーさが出てくる。エグミとまではいかないが少し癖のある風味。16年物らしい熟成感と青々しさの共存。
スパイシーさと余韻のビターさがいまいちだが、全体としてのバランスは良い。熟成感はやや欠けているがエグミは無く飲みやすいブレンデッド。
カラメルのシャープな甘さとオレンジのビターさある甘さ、強いスパイシーさに焦げ感。少し作った感の強い風味で雑味も多め。悪くはないが良くもない。イマイチ。
★シャープでスコッチらしい旨味が濃厚にしっかり。良い感じのグレーンウイスキーの軽快さと良い塩梅のフルーティさ。カチッとした正統派の風味。
★クリーミーだがしつこくない甘さとスパイシーな切れ味。素朴な麦芽感とオーキーさがバランスよく、かつ分厚く味わえる良いボトル。大きな特徴がある訳ではないが、期待通りの風味。
★シャープな甘さとフローラルさ、柔らかいスモークが心地いい。甘さはかなり強いが上品さも感じされる。素朴でスコッチらしい旨さ。
★★分厚いボディにしっかりしたスモーク、しっかりした甘さ、ほどよい塩気、ほのかな酸味。バランスが良いのでしつこく無く、かつ全体的に熟成感があって丸みのある口あたりで心地いい。ラム樽熟成としてはかなり秀逸。
少し若い荒さは残っているが飲み心地の良い一本。特にメープルシロップ系のねっとりした甘さはかなり自然で良い。ほのかなバニラやスパイシーさ、ピート香のバランスも良い。
★トロピカルフルーツさがかなり前面に出つつ、生クリームやシロップのような甘さもしっかり強いが、柔らかいロースト感や藁感に包まれて余韻はビターさが甘さを緩和してくれる。とは言えやや甘さがしつこめ。
割としっかりしたミズナラ感が骨太なピート香と相まって、短熟ながらも心地良い口あたり。8年熟成くらいの熟成感がある。ピート感も柔らかく下手な10年物よりバランスが良い。存外に良かった。
★骨太で若さも残っているアイラ長熟モルト。シェリー樽感が少し荒い方向で出ている感じもあるが、安定感ある風味。バーボン樽熟成&シェリー樽フィニッシュらしい華やかながらしつこすぎない風味。
★安定のスプリングバンク21年。ポート樽主体だがそこまで甘さは強くなく、どちらかというとバーボン樽主体で後ろにポートやシェリー樽があるニュアンス。良くも悪くもなく、期待通りの風味。
★久し振りに飲んだが相変わらずクオリティが高い。素朴なシリアル感に加えて、フローラルさとトロピカルフルーツの香味が上品に調和。全てがちょうどいい。
★ボディ重めの麦感に甘さもバニラがしっかり、フルーツは柑橘系でほどよい酸味。第一印象はラガヴーリン。ラガのフェスボトルみたいな感じだが、フェスボトルより出来が良い気もする。
軽いボディにしっかりしたスモーク、落ち着いた甘さ。アードモアらしさとマルサラワイン樽らしさがしっかり共存した飲み心地の良いモルト。ぼちぼち。
★しっかり芯があるモルティさに透き通ったフルーティさ、柔らかいスモークと塩気。期待する通りの長熟スコッチモルト。スペイサイド系かなという印象。
まろやかで程よい熟成感のあるタリバーディン。シェリー樽感はかなり穏やかで、甘さとスモーキーさに癖が無く飲みやすい。スコッチらしい、出来の良い12年熟成物だと思う。使い勝手が良い風味。
青々しさのある風味。いかにも短熟という感じだが、一桁年熟成に比べるとずっとまろやかでストレートでも問題ない。
スパイシーでハーバル。ほのかなスモークのおかげで若い原酒感はかなりある割にはまだ飲みやすい方。とは言えストレートだと少し刺々しく、ウンダーベルクのようなハーブリキュールを飲んでる気分になった。
★長熟グレーンらしいさっぱりとした軽さと嫌味無くしっかりした甘さ。特別感はそこまで無いが、変な癖が無く心地いい。ちょうどいい。
★シェリー感しっかりのスプリングバンク。少し甘さが派手なのと塩気が強いのが気になるが、全体的にまとまりは良い。派手目のスプリングバンクが飲みたいなら良いボトルだと思う。
★まとまりは良いが個性もしっかりある熟成感。デュワーズらしい蜂蜜感やブラウンシュガーに、デュワーズにしては強めのスモーキーさやビターさがしっかり主張してくる。もっと滑らかで繊細な風味を期待していたが、そこまででも無かった。旨いには旨いが癖が…
年数の割には飲みやすいが、その分作り込んだ風味が分厚く感じられて少し飲み疲れる。ピート香はかなり分厚く強くメディカル。ピート好きとしては悪くは無いが、ボトルでは買わなくて良いかなという感じ。