ラフロイグ 25年 2021リリース/Laphroaig 25yo 2021 Release

★例年と同じく美味いラフロイグ25年。蒸溜所の人から聞いた話では熟成期間が2年長いとの事で27年以上の熟成原酒を使用しているらしいが、過去の25年と比較して明確な熟成感の違いは流石に無い。程よくトロピカルで複雑さもほどほど、どちらかというと爽やか…

ラガヴーリン 12年 アイラフェス 2022/Lagavulin 12yo Fèis Ìle 2022

通常のラガヴーリンとは少し異なる風味で、スパイシーさや乳酸感が強い。ボディはミドル、ピート感はしっかりしていて飲みごたえがあるが、雑味が多いので少し重い。樽材と胡椒を一緒に舐めているような感じ。

ラガヴーリン 13年 アイラフェス 2021/Lagavulin 13yo Feis Ile 2021

ディアジオスペシャルリリースの12年と雰囲気は近い。少し荒い印象はあるが、ラガヴーリンらしい素朴ながら骨太な麦芽感と、ほのかに一枚纏ったようなポートワイン感はバランスが良い。一本飲みたいとは思わないが、一杯は楽しめる。2022年ボトルよりはずっ…

ラフロイグ カーディス クオーターカスク/Laphroaig Càirdeas Quarter Cask

ウッディさがかなり前面に出た風味。スパイシーさと余韻のビターさは強く舌や喉がそこそこ痺れる。加水した方がバランスが良いが、特に風味が引き出されるという程では無いので飲み方が難しい。樽素材感が強く出過ぎていて個人的にはイマイチだった。

アードベッグ スコーチ コミッティリリース/Ardbeg Scorch Committee Release

焦げ感はしっかり出ていて加水するとキャンディ的な甘さも出てくる。アードベッグのフェスボトルらしい一捻り加えた風味で、粗さはあるが楽しめるボトル。カクテルやハイボールとの相性も良さそう。

サンタフェ・スピリッツ 4年 バッチ2/Santa Fe Spirits 4yo Batch 2 (TBWC)

★濃厚でバランスが良く、バーボン感覚で楽しめるシングルモルト。熟成年数を考えると信じられないくらい出来が良い。かなりのサプライズ。凄く旨いとまでは言わないが、普段飲みに常備したいクオリティ。

アードベッグ アードコア コミッティリリース/Ardbeg Ardcore Committee Release

アードベッグのフェスボトルに良くある系統だが、オークと原酒の粗さが表に出過ぎていて、かつ風味がややアンバランス。似た傾向なら前年のスコーチの方が良い

インペリアル 1996 27年/Imperial 1996 27yo (Adelphi)

★★上品でフレッシュ、それでいてロースト麦芽のボディ感もしっかり感じられる。フローラルさはしっかり感じられるが目立ちすぎず調和している。上品でも奥行きのある、アデルフィらしい出来の良さ。

アードベッグ ヘビーヴェーパー コミッティリリース/Ardbeg Heavy Vapours Committee Release

スコーチやアードコアと似た傾向で、熟成年数も5~8年位で若く荒く、アンバランスとまでは言わないが未熟さはある。ここ数年のフェスボトルでは一番イマイチだと思う。加水すると雑味が薄れつつアードベッグらしいパンチは残るのでまとまりが良くなるが、じ…

カナディアン コーンウイスキー 8年/Canadian Corn Whisky 8yo (TBWC)

★★完成度がめちゃくちゃ高いコーンウイスキー。しっかりした甘さもスッキリした穀物感や柔らかいスパイシーさのおかげでそこまでしつこく無く、飲み心地が非常に良い。もう少し熟成感があっても良かったが、それ以外は文句の無い出来だった。特に甘めのバー…

ラフロイグ 30年 イアンハンター ストーリーブック 1/Laphroaig 30yo The Ian Hunter Story 1

★★上品で美しい長熟ラフロイグ。程よいパンチとトロピカルフルーツの甘さ。オフィシャルらしい素直で上品な美味さ、繊細さもありバランスが絶妙。ただ上品すぎて自分の好みから行くとあと一歩と言った感じだった。 同タイミングでテイスティングした30年 198…

ラフロイグ 30年 1985/Laphroaig 30yo 1985

★★★ラフロイグらしさ満点の風味。30年熟成と思えないほどガツンとしたパンチが残っていて、フルーティさも長熟ラフロイグらしいトロピカルフルーツが全開で樽感に負けていない。同じタイミングでテイスティングしたThe Ian Hunter Story Book 1よりもパンチ…

ポートシャーロット 18年/Port Charlotte 18yo

★~★★始めは渋さや刺激が強く、ワイン樽感も含む温かい風味の10年の延長をイメージすると少し方向性が違う印象を受けたが、徐々にワイン樽由来の温かい風味が増してきて期待に近づいてくる。飲むほどにどんどん良くなってくるので、ボトルで買って時間をおい…

ブルックラディ 18年 Re/Define/Bruichladdich 18yo Re/Define

★~★★ 香りは非常に良いが、味は一段落ちる印象。とは言えまとまりや熟成感は良く、飲むごとの安心感と陶酔感が増す。アイラフェス等でのリリースから想像した風味に近いが、少し大人しめかなと言う印象も受ける。クオリティは高いし、ブルックラディ好きな…

ラフロイグ カーディス 2019 トリプルウッド/Laphroaig Càirdeas Triple Wood

★~★★しっかりしたラフロイグらしいパンチの強さ、しっかりとした甘さ、しっかり長く続く余韻。トリプルウッド由来の複雑な風味が楽しめて、非常に満足感のあるボトル。ラフロイグのカーディスはそこそこ実験的なのに毎年ちゃんと期待通りの風味を出してくれ…

アードベッグ アナモルフィック/Ardbeg Anamorphic

ベタっとした焦げ感と細かく鋭いスパイシーさ、ハーブ感が入り混じって独特な癖になっていて、バランスはギリギリ保たれているがやや不安定。コンセプトとしては成功していると思うし、普段飲むアードベッグとの違いも面白いが、ボトルで買わなくても良いか…

ブナハーブン 19年 モアンヌ マデイラカスクフィニッシュ/Bunnahabhain 19yo Mòine Madeira Cask Finish

★べたっとしてかなり重めの風味。甘さも強くピートスモークに負けていない。少しゴテゴテして粗さも感じるが、モアンヌらしいこってりした風味は悪くない。追加熟成期間の割にはマデイラ感はそこまで強くない。

ブナハーブン 14yo ルビーポートカスクフィニッシュ/Bunnahabhain 14yo Ruby Port Cask Finish

★口あたりがとろみあり、甘さは強くないがねっとり目のベリー系フルーツがしっかりあり、それをやや上回るウッドスパイスが終始広がる。全体的に少し籠ったような風味で、癖が強いと感じたら少し置いてから飲むと印象が違って楽しい。

アードベッグ 14年 アンソロジー ザ・ユニコーンズ・テール/Ardbeg 14yo Anthology The Unicon's Tale

しっかりした甘めの味付けと塩気、ウッドスモークは焦げたニュアンスがはっきり感じられる。ワイン樽熟成らしいムワっとした癖がある。決して悪くは無いが、値段や個人的な好みから、ボトルで買いたいとは余り思えない。

アードベッグ 13年 アンソロジー ザ・ハーピーズ・テール/Ardbeg 13yo Anthology The Harpy's Tale

★少し塩気やオーク感に棘を感じるが、全体としての風味は良く、ワイン樽感も嫌味なく出ている。ここ数年のアイラフェスを含む限定ボトルの中ではかなり良いレベルだと思う。相変わらず価格には見合っていないが、実験としては面白いし熟成年数にも見合ってい…

アードベッグ 17年 2024 リリース/Ardbeg 17yo 2024 Release

★アードベッグらしい軽快さにレモンの風味、ヨード感あるピートに加えてフローラルさも強く出ている。TENをより複雑にして円やかにした感じ。悪く無いけど少し中途半端。

アードベッグ スペクタキュラー/Ardbeg Spectacular

少し雑味が多い印象だが、焦がした風味はガツンと良い感じ。一年前のBizaareBQよりBBQっぽい。甘さは飲んだ瞬間は結構強く感じるが、ポート樽感がはっきりあるかと言われると余り無く、しいて言うならゴムやレザーっぽい癖は後ろにある。イマイチ。

アードベッグ ビザーベキュー/Ardbeg BizarreBQ

★通常のアードベッグ10年よりボディが重め、ベタっとした炭っぽさやスパイシー、塩気は強く、シェリー樽感は程よく干しブドウ系の甘さが広がる。しっかりまとまりの良いボトル。コスパもアードベッグにしては良い。アイラフェスボトルも毎年これ位クリアして…

ラガヴーリン 14年 アイラフェス 2023/Lagavulin 14yo Fèis Ìle 2023

★ラガヴーリンらしい分厚い穀物にトロピカルフルーツや乳酸、トップにアルマニャック樽由来のブドウの風味がしっかり出ている。迫力のある好みの風味。コスパは悪いが買って後悔はしなさそう。

オクトモア 15.3/Octomore 15.3

★~★★系統としては15.2に近いがより出来は良い。過去に評価が高かった6.3などと比べるとやや完成度は劣る気もするが、クリーミーな口あたりに、柔らかいフルーティさやバニラの甘さ、特に飲んだ時のピートのパンチの強さはいかにもオクトモアと言った所で満…

オクトモア 15.2/Octomore 15.2

塩気がかなり強く、フルーツも発酵感がややありしつこめの印象。口あたりは柔らかいが少しワイン樽特有の癖はあるので好みは分かれそう。熟成年数にしては凄く良い出来。

オクトモア 15.1/Octomore 15.1

★バランスのいい上品な風味。変な癖はほとんど無く、香ばしい麦芽感と柑橘フルーツ、余韻の長いピートスモークがどれも尖り過ぎずに調和している。5年物とかは置いといて普通に旨い。ここ数年のオクトモアでも最上位レベル。ヨード感も含めてピートのパンチ…

ラガヴーリン 蒸溜所限定 バッチ01 2023/Lagavulin Distillery Exclusive Batch 01 2023

★か無し ボディ分厚くラガヴーリンらしい風味。甘さは通常の16年よりゴテゴテしているので、シンプルさが好きなら16年の方が良く、華やかさが欲しいならこの蒸溜所限定の方が良いと思う

トミントール ホワイトポートカスクフィニッシュ/Tomintoul White Port Cask Finish

原酒の粗さは残っているが、甘さやスパイシーさはしっかり出つつ、しつこいまでは行かないので飲みやすい。熟成年数は8年前後くらいか?悪くはないが、そんなに良くも無い。

トミントール タウニーポートカスクフィニッシュ/Tomintoul Tawny Port Cask Finish

人工的なベリー系の風味にアルコール感が前面に出た口あたり。全体的に単調で深みが無い。ストレートで楽しむのは少し厳しいので割り材として活用したい。