ボウモア 11年 ハンドフィル オロロソカスク#15393/Bowmore 11yo Hand Fill Oloroso Cask #15393

★★この年数にしては完璧に近いボウモア。スモーキーさやビターさ、赤やダークフルーツの複雑な甘さが調和し、パンチがありながら刺々しさは無く、良い要素だけが出ている印象。ボウモアらしいフローラルさも憎い限り。甘さがやや単調で複雑さと奥行きが足り…

リビング ソウルズ 40年 ブレンデットスコッチ/Living Souls 40yo Blended Scotch

★柔らかいスモークとシェリー樽の甘さにパフューミーさ満点の風味。間違いなく80年代ボウモアがいると分かる。40年物だが芯の太さがあり、やや枯れ気味ではあるが滑らかさと飲みごたえが両立。個人的にはパフューミーな風味は好きなので★1だが、石鹸感が嫌い…

リビング ソウルズ 19年 キルダルトン/Living Souls 19yo Kildalton

★少しパンチの弱くなったアードベッグ19年トリーバンっぽい感じ。シェリー感はあまりないがさっぱりしたフルーティさとバニラのクリーミーさがあり飲みやすい。芯のあるアイラモルトで悪くない。

リビング ソウルズ 18年 レダイグ/トバモリー/Living Souls 18yo Ledaig/Tobermory

かなり荒々しいスモークや塩気、焦げ感がガツンと感じられる。フルーティさや甘さは控え目で、熟成感は18年ほど感じられない。イマイチ。

リビングソウルズ 15年 ブレンデッド/Living Souls 15yo Blended Scotch Whisky

樽感がしっかり出たスパイシーでオーキーな風味。甘さはキャンディ的なオレンジやリンゴ飴、ミントやバニラアイス感も薄っすら。少しオークスパイスが強すぎる印象があるが、ほどよい甘さとボディがあって飲み心地は良い。

スプリングバンク 13年 2011 (ケイデンヘッド)/Springbank 13yo 2011 (Cadenhead's)

香りはバーボン樽熟成っぽい素直なスプリングバンクだが、味は結構オーク感がバチバチに来る。ケイデンヘッド社ボトリングというと半分オフィシャルみたいなもんだが、オフィシャルとは違った尖り方があって楽しい。

ベンリアック 12年 (ケイデンヘッド)/Benriach 12yo 2012 (Cadenhead's)

甘さはシンプルでモルティさとオークスパイスがしっかり目。どことなくハイランドっぽい風味のベンリアック。少しビターさが目立つがスコッチらしい嫌味の無い風味。

トバモリー 16年 2008 (ケイデンヘッド)/Tobermory 16yo 2008 (Cadenhead's)

かなりスパイシーさが強く、青臭さと蜜系の甘さが広がり、後からオーキーさが出てくる。エグミとまではいかないが少し癖のある風味。16年物らしい熟成感と青々しさの共存。

エニグマ ブレンデッドモルト 35年 1989 (ケイデンヘッド)/Enigma Blended Malt 35yo 1989 (Cadenhead's)

スパイシーさと余韻のビターさがいまいちだが、全体としてのバランスは良い。熟成感はやや欠けているがエグミは無く飲みやすいブレンデッド。

バーンサイド 14年 2010 (ケイデンヘッド)/Burnside 14yo 2010 (Cadenhead's)

カラメルのシャープな甘さとオレンジのビターさある甘さ、強いスパイシーさに焦げ感。少し作った感の強い風味で雑味も多め。悪くはないが良くもない。イマイチ。

タリバーディン 10年 2014 (ケイデンヘッド)/Tullibardine 10yo 2014 (Cadenhead’s)

★シャープでスコッチらしい旨味が濃厚にしっかり。良い感じのグレーンウイスキーの軽快さと良い塩梅のフルーティさ。カチッとした正統派の風味。

グレンバーギ 13年 2011 (ケイデンヘッド)/Glenburgie 13yo 2011 (Cadenhead's)

★クリーミーだがしつこくない甘さとスパイシーな切れ味。素朴な麦芽感とオーキーさがバランスよく、かつ分厚く味わえる良いボトル。大きな特徴がある訳ではないが、期待通りの風味。

ダフタウン 16年 (ケイデンヘッド)/Dufftown-Glenlivet 16yo (Cadenhead's)

★シャープな甘さとフローラルさ、柔らかいスモークが心地いい。甘さはかなり強いが上品さも感じされる。素朴でスコッチらしい旨さ。

ブナハーブン 2003 モアンヌ ラムフィニッシュ/Bunnahabhain 2003 Mòine Rum Finish

★★分厚いボディにしっかりしたスモーク、しっかりした甘さ、ほどよい塩気、ほのかな酸味。バランスが良いのでしつこく無く、かつ全体的に熟成感があって丸みのある口あたりで心地いい。ラム樽熟成としてはかなり秀逸。

アドナムス 8年 バッチ#2/Adnams 8yo Batch#2 (That Boutique-y Whisky Company)

少し若い荒さは残っているが飲み心地の良い一本。特にメープルシロップ系のねっとりした甘さはかなり自然で良い。ほのかなバニラやスパイシーさ、ピート香のバランスも良い。

ブナハーブン 1999 アモンティリャードフィニッシュ No.2/Bunnahabhain 1999 Amontillado Finish No.2

★トロピカルフルーツさがかなり前面に出つつ、生クリームやシロップのような甘さもしっかり強いが、柔らかいロースト感や藁感に包まれて余韻はビターさが甘さを緩和してくれる。とは言えやや甘さがしつこめ。

エンペラーズ ウェイ 4年/Emperor's Way 4yo (That Boutique-y Whisky Company)

割としっかりしたミズナラ感が骨太なピート香と相まって、短熟ながらも心地良い口あたり。8年熟成くらいの熟成感がある。ピート感も柔らかく下手な10年物よりバランスが良い。存外に良かった。

アイラ シングルモルト 32年 オロロソフィニッシュ (ダークネス)/Islay Single Malt 32yo Oloroso Cask Finish (Darkness)

★骨太で若さも残っているアイラ長熟モルト。シェリー樽感が少し荒い方向で出ている感じもあるが、安定感ある風味。バーボン樽熟成&シェリー樽フィニッシュらしい華やかながらしつこすぎない風味。

スプリングバンク 21年 2024リリース/Springbank 21yo 2024 Release

★安定のスプリングバンク21年。ポート樽主体だがそこまで甘さは強くなく、どちらかというとバーボン樽主体で後ろにポートやシェリー樽があるニュアンス。良くも悪くもなく、期待通りの風味。

キルケラン 16年 2024リリース/Kilkerran 16yo 2024 Release

★久し振りに飲んだが相変わらずクオリティが高い。素朴なシリアル感に加えて、フローラルさとトロピカルフルーツの香味が上品に調和。全てがちょうどいい。

アンディスクローズド 15年 アイラ リージョン/Undisclosed 15yo Single Malt Scotch Whisky From the Islay Region (Cadenhead's)

★ボディ重めの麦感に甘さもバニラがしっかり、フルーツは柑橘系でほどよい酸味。第一印象はラガヴーリン。ラガのフェスボトルみたいな感じだが、フェスボトルより出来が良い気もする。

アードモア 11年/Ardmore 11yo (Cadenhead's)

軽いボディにしっかりしたスモーク、落ち着いた甘さ。アードモアらしさとマルサラワイン樽らしさがしっかり共存した飲み心地の良いモルト。ぼちぼち。

アンディスクローズド 27年 ブレンデッドモルト/Undisclosed 27yo Blended Malt Whisky From Scotland (Cadenhead's)

★しっかり芯があるモルティさに透き通ったフルーティさ、柔らかいスモークと塩気。期待する通りの長熟スコッチモルト。スペイサイド系かなという印象。

タリバーディン 12年/Tullibardine 12yo (Cadenhead's)

まろやかで程よい熟成感のあるタリバーディン。シェリー樽感はかなり穏やかで、甘さとスモーキーさに癖が無く飲みやすい。スコッチらしい、出来の良い12年熟成物だと思う。使い勝手が良い風味。

ベンネヴィス 11年/Ben Nevis 11yo (Cadenhead's)

青々しさのある風味。いかにも短熟という感じだが、一桁年熟成に比べるとずっとまろやかでストレートでも問題ない。

フェアリー ロッカン 6年 バッチ2/Fary Lochan 6yo Batch 2 (That Boutique-y Whisky Company)

スパイシーでハーバル。ほのかなスモークのおかげで若い原酒感はかなりある割にはまだ飲みやすい方。とは言えストレートだと少し刺々しく、ウンダーベルクのようなハーブリキュールを飲んでる気分になった。

ガーヴァン 33年/Girvan 33yo (Cadenhead's)

★長熟グレーンらしいさっぱりとした軽さと嫌味無くしっかりした甘さ。特別感はそこまで無いが、変な癖が無く心地いい。ちょうどいい。

スプリングバンク 12年 CS バッチ26/Springbank 12yo CS Batch 26

★シェリー感しっかりのスプリングバンク。少し甘さが派手なのと塩気が強いのが気になるが、全体的にまとまりは良い。派手目のスプリングバンクが飲みたいなら良いボトルだと思う。

デュワーズ ダブルダブル 27年/Dewar's Double Double 27yo

★まとまりは良いが個性もしっかりある熟成感。デュワーズらしい蜂蜜感やブラウンシュガーに、デュワーズにしては強めのスモーキーさやビターさがしっかり主張してくる。もっと滑らかで繊細な風味を期待していたが、そこまででも無かった。旨いには旨いが癖が…

プーニ 4年 ペドロヒメネスカスクフィニッシュ/PUNI 4yo Pedro Ximénez Cask Finish (Darkness)

年数の割には飲みやすいが、その分作り込んだ風味が分厚く感じられて少し飲み疲れる。ピート香はかなり分厚く強くメディカル。ピート好きとしては悪くは無いが、ボトルでは買わなくて良いかなという感じ。