スモーゲン 2013 10年 (アデルフィ)/Smögen 2013 10yo (Adelphi)

ほどよい若い力強さ、やや強めの甘さとスモーキーさ、癖はそこまで強くなくバランスの良い力強さ。やや面白みが欠けるのが個人的にはマイナス。

マウディート (ユニブルー)/Maudite (Unibroue)

ねっとりしたフルーツとフルボディに近い麦芽の重さ。デュッベルとしては重め。ハーブも八ツ橋みたいなどっしり分厚い濃厚さがあり、やや飲み疲れる。寒い時期にやや温かめの温度で飲むのに向いている印象。

アルハンブラ レゼルバ ロハ ドッペルボック/Alhambra Reserva Roja Doppelbock

ねっとり&どっしりしたボディの麦芽とフルーツの競演。すこし重すぎるので食事と合わせにくいが、癖のあるチーズなどとのマリアージュは良さそう。

レフ ビール ダイヴァー ウィンタービール/Leffe Bière d'Hiver Winterbier

★少し甘さがしつこいがウィンターエールとしては標準的かやや軽め。フルーティさはさっぱりと透明感があるので、思ったよりも腹にはたまらない。

タリバーディン 2013 10年 (ダンカン・テイラー)/Tullibardine 2013 10yo (Duncan Taylor)

しっかりとしたウッディさと樽由来の甘さ、かなりはっきりしたオクタブ熟成らしい風味。嫌みに感じるほどの癖はそこまで無い。どちらかと言うとハイボールで力を発揮しそうなパンチのある風味。

エヒト シュレンケルラ ウォイヒセル ロートビーア/Aecht Schlenkerla Weichsel Rotbier

★★★美しいバランス。通常のラオホビールと比べると、より軽快寄りでフルーティなスモークで、麦芽の繊細な旨味も殺さない。個々のパンチは強すぎずしつこくなく、スモークビアにもかかわらず繊細な要素もかなり感じることが出来る。素晴らしいと思う。

ヴォケイション バニラ・スモークド・インペリアルスタウト/Vocation Vanilla Smoked Imperial Stout

★★クリーミーで程よい濃厚さ。複雑な工程を経て作った成果が存分に表れた旨味。こういう濃厚系ビールとしてはかなり好み。程よいティラミスやフルーティさも良い感じ。しつこくない甘さ。

ノックニーアン 5年 (ウェスティ・スポンジ)/Nc’Nean 5yo (Westie Sponge)

★フローラルさが溢れる特徴的な風味。風味もリンゴの蜜やバニラの上品な甘さで、フローラルさともよくマッチしている。そんなに沢山飲んだわけじゃないけど、ノックニーアンの短熟は上品な個性が出ていて出来がとても良いと思う。

アインジードラー ドッペルボック/Einsiedler DoppelBock

ドッペルボックらしい濃厚で落ち着いた旨味。特別な個性は無いがしみじみとした旨さが堪能できる。悪くはない。ドッペルボックとしてはスタンダードな印象。

パヌポット ビンテージ エール (ストライセ)/Pannepot Vintage Ale (Struise)

★★★バランスがとても良い。チョコレート系の甘さがねっとり濃厚ながら、程よい酸味やビターさでキレもある。酸味あるベリー系のフルーティさが特に秀逸。★3つか迷うレベルの完成度。

ブナハーブン 8年 2014 (ダンカン・テイラー)/Bunnahabhain 8yo 2014 (Duncan Taylor)

少ししつこいくらいのしっかりとした甘さと、塩気やヨードも含んだピート感。魚介っぽさがあるのが少しバレッヒェンっぽい感じ。キャラメル系のねっとりした甘さが個人的には少し強すぎる。

スプリングバレー ジャパンエール/Spring Valley Japan Ale

★軽快ながら薄くないフルーツとホップ由来の上品なフローラルさ、しっかり目のビターな余韻。全体的に上品な甘さが良いバランスで、食事と合わせやすい。MURAKAMI SEVENのホップ感は正直良く分からなかったが、飲み心地の良いエール。

食彩 (アサヒ)/Shokusai (Asahi)

★しっかりと骨太な旨味と、それに負けないながらも上品なフルーティさとフローラルさ。かなりまとまりが良く好印象で、普段飲みとしては文句のないバランスだと思う。

プルトニー 9年 (グッド・スピリッツ)/Pulteney 9yo (The Good Spirits)

プルトニーらしいねっとりしたオイリーさと練乳の甘さ、フルーティさはさっぱりしていて素朴な風味。少し酒質の若さが出ていて、粗さは感じられる。

PSB パーフェクトサントリービール/PSB Perfect Suntory Beer

普通というか、コクとパンチが少し足りないラガーと言った印象。変な癖がない第三のビールや発泡酒みたいな感じで、どこか物足りなさを感じる。

タイガー ビール/Tiger Beer

軽快だがコクもある。飲みやすいサッパリ風味。本当に全く癖のない風味が良いなら微妙にビール臭さがあるが、相当軽快。

マクダフ 10年 (ディアストーカー)/Macduff 10yo (Deerstalker)

素朴な穀物感とあっさりとした甘さ、藁を軽く燻したような柔らかいスモーク、余韻の塩気とスパイシーさ。素直でアッサリ目のハイランドモルト。

ロートハウス ヘーフェ ヴァイツェン/Rothaus Hefe Weizen

★★ベルギーぽさもある豊かなフルーティさとドイツらしい分厚い穀物感とクリーミーさ。要素が沢山詰め込まれていて、かつそれが上品に調和していて飲み心地がとても良い。

ブリュッセレイル (デ・ラ・センヌ)/Brusseleir (de la Senne)

濃厚さもありスタウトとIPAのミックスみたいな感じ。風味のバランスは良いが、IPAとしては少し中途半端な印象も受けた。

キルホーマン ファウンダーズ カスク 2023/Kilchoman Founders Cask 2023

少し甘さが下品な印象もあるが、キルホーマンらしい素朴で骨太な麦芽感に暖かいスモーキーさ。少し冷やしたりロックで飲んだ方が味が引き締まって良いと思う。

ABK ヴァイスビール/ABK Weissbier

スタンダードなヴァイスビア。しっかりとした穀物感とクリーミーさ、ハーブはやや強めで柑橘とグラッシーなビターが長く続く。少しボディ重め。

クークー プィサン (デュ・ラ・センヌ)/Coucou Puissant (de la Senne)

★穀物中心で麦汁とは違う甘さが複雑に広がる。柑橘系の甘酸っぱさとの相性もよくカクテル的な雰囲気も感じられる。伝統的なベルギービールらしさを持ちつつ、個性も溢れる楽しい風味。

ベン ネヴィス 2012 10年 (アデルフィ)/Ben Nevis 2012 10yo(Adelphi)

★しっかりとローストした樽感がやや強めに出ているが、ほどよいビターさとベリー系の甘さの落ち着いたバランスは悪くない。時間をおくと甘さがしっかり出てきてなお良い。

21 ペール エール/21 Pale Ale

飲みやすくクリーミーな穀物感。普段飲みの中で少しプレミアムな印象が感じられる良いバランス。★を付けるか迷う、悪くない。

アルトバイリッシュ ドゥンケル ウンフィルトリアート (アインガー)/Altbairisch Dunkel Unfiltriert (Ayinger)

★★好みのどっしりしたボディと甘さ、ダークフルーツのしつこくないが濃厚な風味と後味のスモーキーさやビターさも良い。バランス良く、コクがしっかりあって複雑。良い一本。

ベンリネス 12年 2011 (アデルフィ)/Benrinnes 12yo 2011 (Adelphi)

★~★★ 強いフルーティな甘さと樽感、燻したハーブのようなスモーキーさ。シングスカスクらしい癖が強く出ているが、それでも上品さがしっかり保たれているのがアデルフィらしい。しみじみ旨い。30周年記念ボトルの中では比較的当たりの部類だと思う。★1.5く…

モンスターズ ヴァラー (トールサイド)/Monsters Valour (Torrside)

クリーミーだかかなり強めのアルコール感がある。ダークフルーツにクリスマススパイス、強いロースト感。パンチの強い飲みごたえのある風味。樽感がやや強く出ているのが印象的だった。

クランチ ピーナッツバター ミルクスタウト/Crunch Peanut Butter Milk Stout

ピーナッツバターというより深煎りピーナッツの風味で甘さが控え目。ナッティで香ばしい。少し水ぽさと臭さがある。この手のビールにしては甘みがほぼ無いのが意外というか新鮮。

キルケラン ヘビリーピーテッド バッチ9/Kilkerran Heavily Peated Batch 9

若い印象はあるが、ピートスモークの力強さは過去でも1,2だと思う。キルケランらしい素直な穀物感と甘さ、力強いスモーク。悪くないと思う。

3 ルッポリ (アンジェロ ポレッティ )/3 Luppoli (Angelo Poretti)

酸味がやや強め、さっぱりとした穀物感とハーブが感じられるラガー。食事との相性が良い飲みやすいタイプ。