(1)特徴
・ヘーゼルバーン 12年 オロロソシェリーウッド/Hazelburn 12yo Oloroso Sherry Wood
・スプリングバンク蒸溜所
・49.9%
・オロロソシェリー樽熟成
ヘーゼルバーンはスプリングバンク蒸溜所が生産するシングルモルトのうち、ノンピート麦芽を使って、3回蒸留により生産している銘柄。ニッカウヰスキー創業者の竹鶴正孝氏がかつて修行したキャンベルタウンのヘーゼルバーン蒸溜所(1925年に閉鎖)に敬意を払い、その名がつけられました。
今回テイスティングしたものは、2022年11月にリリースされた12年物で、2010年蒸溜原酒をオロロソシェリー樽で全期間熟成させたものです。
(2)テイスティング
【香り】
軽くローストした麦、ブドウ、アップルタルト、ドライフルーツ、ペパーミント、塩気、奥にかすかにバニラ。時間を置くとセクシーなシェリー感も
【味】
シャープなスパイシーさ、ブラウンシュガー、ブドウ、リンゴの皮目、ロースト麦芽、リコリス、ローストハーブ。余韻はほどよいビターさとハーバルなスモーク、塩気
【総評】★
アンピーテッドだが樽由来のハーバルなスモーキーさがあり、麦芽のボディの分厚と渋めのシェリー感と合わさって分厚い風味。甘さは控え目だが、ところどころに現れるセクシーなシェリー感も良い感じ。