(1)特徴
・スプリングバンク 10年 パロコルタド/Springbank 10yo Palo Cortado
・スプリングバンク蒸溜所
・55.0%
・バーボン樽で6年熟成後、パロコルタドシェリー樽で4年追加熟成
スプリングバンク蒸溜所のシェリー樽熟成シリーズの第二弾。バーボン樽で6年間熟成した後に、パロコルタドシェリー樽で4年間追加熟成したボトルです。
(2)テイスティング
【香り】
ローストした赤いフルーツ、イチゴジャム、香ばしい穀物、塩気交じりのウッドスモーク、オレンジピール、少し奥にミント
【味】
キャラメライズしたオレンジ、ラズベリー、麦芽、塩気と燻した藁のスモークが強く広がる。余韻は若干のスパイシーさと塩気にスモーク、焦がしたウッディさ
【総評】
スプリングバンクらしい素直な麦芽感と強めの塩気、普通より強く感じるスモーキーさ、そこに樽由来の赤いフルーツが加わり想像した通りの出来に近い。ただ少し樽のオークやトースト感が強く出過ぎていて風味の邪魔になっている印象。バランスも少し崩れている気がする。悪くは無いが、これなら12年カスクストレングスの方が上だし、昨年のPXシェリーと比べても完成度がやや低い気がする。