スプリングバンク オロロソ 9年/Springbank Oloroso 9yo

(1)特徴

スプリングバンク オロロソ 9年/Springbank Oloroso 9yo

スプリングバンク蒸溜所

・58.3%

・フレッシュオロロソシェリー樽熟成

スプリングバンク蒸溜所のが2021年5月にオンラインで開催したVirtual Tastingの6サンプルのうちの一つ。今後リリース予定のシェリー樽熟成ボトルの前段階サンプルとして提供されたもので、実際に2022年にはペドロヒメネス10年(バーボン樽7年+ペドロヒメネスシェリー樽3年)ボトルがリリースされており、今後も順次リリースされていくものと思われます。

今回テイスティングしたのはオロロソシェリー樽で9年全期間熟成させたものです。こちらは2023年5月現在でリリースされていないので、今後10年以上の熟成物としてリリースされると思われます。

(2)テイスティング

【香り】

干しブドウやダークチェリー、ローストしたプラム、塩気を含んだ麦芽の香ばしい香り、オークのスパイシーさ、微かにメープルシロップやミント、ピートスモーク

 

【味】

滑らかさとスパイシーさのある口あたり。シェリー樽由来のねっとりしたブドウや赤いフルーツの甘さ、塩気、軽くローストした香ばしい麦芽ホワイトペッパー、余韻は軽く燻したハーブやオーク

 

【総評】★

シェリー樽由来の濃厚ながらシンプルなフルーティな甘さに、スプリングバンクらしい麦芽や塩気、スモーキーさが加わった、想像通りの素朴な風味。やや原酒の若さはあるがえぐみなどは無く気にはならない。期待を上回りも下回りもしない美味しいスプリングバンク