スプリングバンク フィノ 5年/Springbank Fino 5yo

(1)特徴

スプリングバンク フィノ 5年/Springbank Fino 5yo

スプリングバンク蒸溜所

・59.1%

・リフィルバーボン樽で3年間熟成後、フレッシュフィノシェリー樽で2年熟成

スプリングバンク蒸溜所のが2021年5月にオンラインで開催したVirtual Tastingの6サンプルのうちの一つ。今後リリース予定のシェリー樽熟成ボトルの前段階サンプルとして提供されたもので、実際に2022年にはペドロヒメネス10年(バーボン樽7年+ペドロヒメネスシェリー樽3年)ボトルがリリースされており、今後も順次リリースされていくものと思われます。

今回テイスティングしたのはリフィルバーボン樽で3年間熟成後、フレッシュフィノシェリー樽で2年熟成したものです。こちらは2023年5月現在でリリースされておらず、(10年以上の熟成物としてリリースするのなら)2026年以降にリリースされるのではないかと思っています。

(2)テイスティング

【香り】

乾いたオークと麦芽、ドライな白ワイン、マスカット、メントールやアロエ、微かにハーブとフローラルさ、更に奥に微かにバニラ

 

【味】

フレッシュな白ブドウ、乾いた麦芽やオーク、少しタンニン、フローラルさ、微かにバニラ。ペッパーっぽいスパイシーさはあるが香りから想像したほどは強くない。余韻はフワッとスモーキーさと塩気、穀物感が広がる

 

【総評】

ドライでフローラルな白ワインとウイスキーが融合した風味。口あたりは若さを感じさせる刺々しさもあるが、ドライなワイン感と逆に良くマッチしている印象。マンサニージャ同様バーボン樽感は薄いが、そのおかげでシェリー樽感がしっかり楽しめる。短熟にしては良いと思う。