(1)特徴
・スプリングバンク アモンティリャード 6年/Springbank Amontillado 6yo
・スプリングバンク蒸溜所
・58.0%
・リフィルバーボン樽で4年間熟成後、フレッシュアモンティリャード樽で2年熟成
スプリングバンク蒸溜所のが2021年5月にオンラインで開催したVirtual Tastingの6サンプルのうちの一つ。今後リリース予定のシェリー樽熟成ボトルの前段階サンプルとして提供されたもので、実際に2022年にはペドロヒメネス10年(バーボン樽7年+ペドロヒメネスシェリー樽3年)ボトルがリリースされており、今後も順次リリースされていくものと思われます。
今回テイスティングしたのはリフィルバーボン樽で4年間熟成後、フレッシュアモンティリャード樽で2年熟成したものです。こちらは2023年5月現在でリリースされておらず、(10年以上の熟成物としてリリースするのなら)2025年以降にリリースされるのではないかと思っています。
(2)テイスティング
【香り】
ややドライでスパイシーなシェリー香、乾いたオーク、ロゼ、生姜、奥にグラッシーなハーブとカスタードクリーム
【味】
かなり強いスパイシーな口あたり。ドライなシェリー、タンニン、生姜や黒胡椒、オレンジピール、アップルカスタード、ローストした麦芽やオーク、ビターさの伴った塩気。余韻はやや焦がしたビターさ
【総評】
ドライでスパイシー、甘さ控えめのシェリーの風味に、素朴な麦芽やトーストしたオークの風味、余韻はスプリングバンクらしい塩気と焦がしたオークのビターさ。無骨な印象があり、まだ熟成の余地が多くある。発展途上といった風味。