マウント ギルボア 2008 ビリエ/Mount Gilboa 2008 for Vilier

(1)特徴

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・マウント ギルボア 2008 ビリエ/Mount Gilboa 2008 for Vilier 

・マウント ゲイ蒸溜所(ビリエ社ボトリング)

・66.0%

・ブランデーバレル樽熟成

マウント ギルボアはバルバドスにあるマウント ゲイ蒸溜所で生産されているラムのブランドです。ワード家によって数百年にわたり所有されており、現在も蒸溜責任者としてフランク・ワード氏が腕を振るっています。

今回テイスティングしたのは、イタリアのビリエ社が創業70周年を記念してボトリングしたもので、2008年蒸溜の原酒をブランデーバレル樽で熟成させたものを使用しています。

(2)テイスティング

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【香り】

青リンゴ、カシス、チェリー、マスカット、スパイス、湿気たタバコ、オーク、メントール

 

【味】

円やかな口あたりからスパイシーさが爆発。樹液シロップ、青リンゴ、ブラッドオレンジ、カシス、タンニンのビターさと塩気。余韻は少しのスモーキーさとオーク、シナモン。加水すると青竹っぽい青々しいサトウキビの風味が強くなる

 

【総評】

度数が高いだけあってスパイシーでパンチのある風味、フルーティさは青リンゴやマスカットのシャープでフレッシュな印象。加水するとスパイシーさがやや抑えられで円やかになるが、余韻は青々しさが強くなるので、ラムが苦手な人にとってはどこまで行ってもラム感が強いので厳しいか。切れ味が良くハーブの清涼感もあるので、夏向けの風味。