アードベッグ アリゲーター/Ardbeg Alligator

(1)特徴

アードベッグ アリゲーターArdbeg Alligator

アードベッグ蒸溜所

・51.2%

アリゲーターチャーのホワイトオーク新樽、1stフィルバーボン樽熟成

2011年にリリースされたアードベッグの限定ボトル。通常のアードベッグ10年と同じような熟成方法を取っているものの、1stフィルバーボン樽に加えて、アリゲーターチャー(熟成樽の内側の焼き加減のことで、樽内側を最もきつくチャーする方法。アリゲーターの鱗のような見た目になることに由来)したアメリカンホワイトオーク新樽で熟成させた原酒を使用しているようです。

(2)テイスティング

【香り】

チャコール、キャラメルバニラ、シナモン、カカオ、メープルシロップ、ローストしたレモン、ヨーグルト。ねっとりとした甘い香り

 

【味】

非常に甘口&スパイシー。キャラメル、シロップ、柑橘、トーストしたオーク、ライ麦っぽいさっぱりとした穀物感、ウッドスモーク、潮気、ココア。加水すると柑橘感メインのシャープなスモーキーさとキャラメルやバニラの甘さ。加水するとトースト感やビターさが目立つ

 

【総評】★

バーボン樽の甘みを強く引き出した風味。キャラメル系の甘さが香りにも味にも感じられ、そこにトーストしたビターさやスモーキーさが被さってくる。麦芽感はさっぱりしていてライウイスキーっぽいスパイシーさも。実験としては結構楽しい風味。最近のアードベッグデーボトルより良い