アードベッグ スモークトレイルズ マンサニージャ エディション/Ardbeg Smoketrails Manzanilla Edition

(1)特徴

Ardbeg Smoketrails Manzanilla Edition | Malt - Whisky Reviews

アードベッグ スモークトレイルズ マンサニージャ エディション/Ardbeg Smoketrails Manzanilla Edition

アードベッグ蒸溜所

・46.0%

マンサニージャシェリー樽、アメリカンオーク樽熟成

アードベッグが2022年にリリースした、空港などの免税店限定やアードベッグ蒸溜所限定のボトル。1リットル瓶で価格は75ポンド(約1万2千円)とやや高いですが、比較的買いやすい値段ではあります。伝統的なアメリカンオーク樽熟成の原酒に加えて、マンサニージャシェリー樽熟成原酒をバッティングしたもののようで、年数表記がなく、おそらく5~8年が中心ではないかと思われます。

(2)テイスティング

【香り】

潮気とヨードを含むピートスモーク、灰やタール、ローストしたオレンジやグレープフルーツやブドウののったタルト、ロースト麦芽、アーモンド。オイリーでねっとりした香り。徐々に黄色いフルーツ感が出てくる

 

【味】

強めの柑橘シロップの甘さ、マシュマロ、ミントやアニスやフェネルの癖のあるハーブの香味、タール、ロースト麦芽、プラム、ナッツ。柔らかいスモークと灰っぽいビターさが強く長く続く。

 

【総評】★

熟成感はやや欠けるが、しっかりとした甘さの味付けにパンチ強めのピート感、さっぱりしつつ長く続く余韻は結構バランスがいい。ストレートでもハイボールでもかなり使い勝手が良さそうな味。値段以外はそこそこ納得できる一本で、下手なアードベッグデーボトルよりも良いと思う。コンセプトとの一致感はイマイチ。