トラピストビールらしい風格ある濃厚な風味。際立った特徴は無いものの、非常に高レベルでの安定感がある。素朴で堅実、程よい華やかさ。とても旨い。同じくアヘルの大瓶、ブロンドのエクストラより少し好み。
美しいフルーティな甘さと美しい香ばしい麦芽感に美しいスモーキーさ。非常に高次元でまとまった逸品。スコッチウイスキーらしい旨味が存分に詰まっている。度数の低さなど不満点はあるものの、それを差し引いてもオフィシャルボトルとしては文句なしの出来…
クライヌリッシュらしいワクシーさに分厚い麦芽の旨味、素朴なフルーティさ、穏やかなスモーク。クライヌリッシュに求める風味がしっかりあって満足感の高い一本。余韻にかけての若干の粗さもシングルカスクらしくて悪くない。好みの風味。
素晴らしい旨味とパンチを持ったIPA。濃厚な麦汁に覆い被さるホップ由来のフローラルさとフルーティさ、そこに突き刺さるビターさ。少ししつこいが旨味の層が分厚い。最近はこの手の濃厚IPAが増えてきたが、発売当時はかなり画期的だったことが想像できる。
流石カリラと思わせる軽快な麦芽に柑橘、程よいスモーキーさ。何より各要素のバランスが良く、後味のビターさもこれ以上行くとしつこく、軽いと薄っぺらくなりそうな中間点にある。安定した愛すべきアイラモルト
クアドルペルらしい濃厚な麦芽やチョコレート、ダークフルーツ的なまったりしたフルーティさ加えて、奥にある若干の酸味も良い感じ。バランスの取れたクアドルペル。強烈な個性はないが、非常に高レベルのラインナップが多い気がする。つくづく閉鎖されたこ…
★★通常のメルツェンよりもややボディが厚く、酵母由来のエステル香などの風味も増している。余韻が少し水っぽい以外は素晴らしい出来だと思う。個人的には通常版の方がスモーキーさがよりダイレクトに感じられて風味もまとまった印象があったので好みだった…
とても滑らかな口あたりに、華やかなフルーティさと香ばしい穀物感。デュベルの名に恥じない美しい出来だと思う。その日の気分によっては通常のデュベルより好みかも。素晴らしい一本。
深煎りのロースト麦芽と共にねっとりしたクリーミーなコーヒーゼリーやピーカンタルト、カルーアっぽくもある風味が強く主張してくる。ビターさも強いが過度に目立たず甘さを引き立てる位のバランスがとても言い。遊び心があって、かつ深みもあって非常に旨…
甘みとスモーキーさとスパイシーさが織りなす分厚い風味で、これまで飲んだオクトモアのなかでは1,2位を争うくらい好み。すべての要素がガツンとぶつかり合ってパンチ抜群。非常に美味いオクトモア
これまで飲んだグレンフィディックのオフィシャルボトルでは断トツで旨く、グレンフィディックの完成形の一つと感じた。グランクリュ 23年などは余り評判が良くなかったので期待していなかったが、グレンフィディックに期待する風味がしっかりあって満足感の…
どっしり濃厚ながら透明感があって後味は軽快。どっしり重量級が多いクアドルペルとしては違った印象で美しい重厚さがある。余韻も分厚いがしつこくはない。非常に良い出来のクアドルペルだと思う。旨い
どっしりとした出汁や肉肉しさのある燻製香とローストした麦芽、キャラメル、ダークフルーツやドライフルーツの濃厚な甘さ。ただ単に濃厚という訳ではなく、フルーツも麦芽もキャラメルも、各要素が肉肉しい分厚い風味。それらがスモーキーさが包み込まれて…
抜群に旨いアルトビア。かなり甘さが強く、ホップのビターさや骨太な麦芽感をも凌駕する。フルーティな甘さと麦芽の旨味を煮詰めたようなビールで、瓶のおしゃれさと相まって特別な気分にさせてくれる。濃厚でパンチがあり、とても旨い。
酵母の影響と思われるが、原材料に小麦は無いが小麦っぽいニュアンスが感じられる。コリアンダーとキュラソーの組み合わせも小麦ビールらしいバックグラウンドになっている。それは置いといて、かなり旨い。小麦ビールのような香ばしい穀物にクリーミーなフ…
甘味と臭さがど真ん中なラフロイグ。シンプルながら奥行きのある風味で、最近のラフロイグ25年カスクストレングスらしいバーボン樽とシェリー樽のバランスが良い風味。個人的にはよりシェリー樽感が出ていた2021年の方が好みだったが、2019年も好みの傾向で…
麦芽の香ばしさがガツンときて、ダークフルーツの甘さも濃厚でどっしりとした飲みごたえ抜群のドゥンケル。フルーティさが主体ではなく、あくまでモルティさとロースト感の奥行きが強く豊かな、ドイツビールらしいテイスト。これぞドゥンケルと言った旨さ。
6年熟成にもかかわらず十分な熟成感があって、デザートっぽい華やかな円熟味たっぷりのオクトモア。最近リリースされている通常のOBと比べると一段上でポテンシャルを存分に感じる。スモーキーさ抜群のオクトモアを期待すると少し肩透かしを食らうが、総合力…
バーボン樽熟成によるトロピカルフルーツやミックスフルーツの甘さとそれに負けないしっかりとしたスモーキーさ、奥にある微発泡の乳酸飲料っぽさや柑橘、コーヒーのニュアンスも複雑さを演出していて、全体として奥行きのある素晴らしいバランス。度数がや…
大麦と小麦の風味が4:6くらいで両方の風味がバランス良く味わえる。食事との相性もとても良かった。フルーティすぎず、ドイツビールらしい骨太な穀物感がしっかり。バナナブレッドやミカン、マンゴーを思わせるまったりとした甘いフルーティさも秀逸。ヒュー…
磯感やレザー感はしっかり、フルーティさはやや未熟なトロピカルフルーツのフレッシュな瓜っぽい甘さ。ボウモアらしいトロピカルフルーツ感をしっかり持ちつつ、切れ味鋭く力強い風味。オフィシャルボトルとは違う側面が見えて楽しい。
とてもジューシーかつクリーミーなフルーティさが香りからも味からも広がる。ハイチュウの桃味っぽい感じ。麦芽感もしっかりあるので甘ったるくなく、絶妙にバランスされている。非常に完成度が高く美しい風味。
上品ながらも濃厚なフルーティさが満載、ハーブ感がやや強めで余韻は甘ったるくなく渋い印象。ボディの分厚さと上品さを両立している点は、さすがウェストフレテレンだと凄みを感じさせてくれる。ドライフルーツのような華やかさを堪能するためにも冷やしす…
カリラの軽快さと柑橘が綺麗に熟成した一本。期待する通りのカリラの長熟で、少し肉っぽいスモーキーさと共に背後にメロンやパン生地の熟した香りもある。味わいは甘さが強め、スモーキーさも十分強く残っている。パンチの強さとフルーティさのバランスが抜…
濃厚でありながらフレッシュで透き通ったようなフルーティさ。濃厚でパンチの強い風味であることが多いトリプルとしては珍しいくらい。香りは目を瞑るとアップルサイダーと間違いかねないくらい、味は濃い麦汁の甘みがあり気付くがそれでもアップルサイダー…
スモーキーさはしっかり残っているが、風味はかなり上品なアードベッグ。レザーやオークのスモーキーさ、塩気と微かなヨード、蜂蜜レモン、リコリス系のハーブも。各要素が繊細で上品。アードベッグとしてはもう少し力強さがあってもいいかとは思うが、これ…
抜群に上品なハイランドパーク。ピュアな蜂蜜やリンゴの蜜の甘さにヒースやラベンダーの花の香り、クッキー生地のクリーミーな穀物、柑橘キャンディのシャープさも、色々な風味があるのに透き通っていて素晴らしい。少し厚みには欠けるが、美しい芸術品の佇…
度数以上の濃厚さとパンチがあり、時間が経つとどんどん濃厚な風味が開いてきて素晴らしい出来。オールドプルトニーらしいクリーミーな口当たりとフルーティさが絶品。度数がやや低いが全く問題なし。プルトニーはオフィシャルボトルのレベルが高く、この度…
ベルギービールを代表する個性的な風味。香りにはランビックのような強めの酸味を感じるが、飲むとフルーティ寄りの酸味とオークが麦芽の風味を包み込んでいるような印象で、重すぎず酸っぱすぎずの絶妙なバランス。ベルギービールの多様性を体験できる秀逸…
上品で完成度の高いカリラ。円熟味がありバーボン樽主体のクリーミーかつフルーティな風味も濃厚、それでいて変な雑味は無く爽やか。さすがディアジオがリリースした周年ボトルと納得させられる出来。値段は4~5万とディアジオらしい価格だが、その価値が十分…