(1)特徴
・グレンフィディック グランデ クロンヌ 26年/Glenfiddich 26yo Grand Couronne
・グレンフィディック蒸溜所
・43.8%
・アメリカンオーク樽とシェリー樽で熟成後、コニャック樽で2年間フィニッシュ
グレンフィディック蒸溜所のオフィシャルボトルの中では最長熟に位置するボトル。アメリカンオーク樽とシェリー樽で熟成させた原酒を、コニャック樽で2年間フィニッシュを掛けたものです。
グレンフィディックのグランドシリーズでは、シェリー樽熟成後にカリビアンラムカスクでフィニッシュされたグランリザーバ 21年、アメリカンオーク樽とヨーロピアンオーク樽で熟成後にワイン樽でフィニッシュしたグランクリュ 23年がリリースされており、シリーズを締めくくる(と現時点では思われている)一本として2021年にリリースされています。
※2022年には30年物もリリースされているので、オフィシャルボトル最長熟という訳では無いです
(2)テイスティング
【香り】
素晴らしいフルーティさと蜜の甘さ、クリームやカスタードの乗ったアップルタルト、カラメル、コニャック。奥にフローラルさもあって、非常に華やかな香り
【味】
柔らかいフルーティな甘さとスパイシーさ。スパイスを効かせたアップルパイ、ハーブ、コニャック、オーク。余韻は上品な甘さとハーブとビターさ。素晴らしい
【総評】
これまで飲んだグレンフィディックのオフィシャルボトルでは断トツで旨く、グレンフィディックの完成形の一つと感じた。グランクリュ 23年などは余り評判が良くなかったので期待していなかったが、グレンフィディックに期待する風味がしっかりあって満足感のある一杯だった。度数以外は特に不満なし。