(1)特徴
・デュベル 666/Duvel 666
・6.66%
・ストロングエール
デュベルはベルギーのデュベル・モルトガット醸造所で作られているエールビール。『デュベル』は『悪魔』を意味しています。当初はビクトリーエールと言う名前だったが、これを飲んだ友人で靴屋のバン・デ・ワウワーが「まさに悪魔だ(nen echten duvel)」とコメントしたことから、デュベルに商品名変更したことに由来しています。そのエピソードもあり、現在でも「世界一魔性を秘めたビール」とも呼ばれています。1871年創業と歴史のある醸造所です。
今回テイスティングしたのは創設150年記念として2021年にリリースされた商品で、西洋で悪魔の数字とされている6.66のアルコール度数のストロングエールです。度数は通常のデュベルと比べると低く、フルボディながら滑らかで爽やかな飲み口のビールとのことです。
(2)テイスティング
【香り】
華やかなホップの香り、白桃や洋梨の甘いフルーティさ、発酵気味のリンゴ、白い花のフローラルさ、バナナ、小麦感のある柔らかい穀物
【味】
優しい甘さ、オレンジ、白桃、リンゴ、琵琶、麦芽や小麦の香ばしい穀物感、柔らかいハーブ
【総評】★★
とても滑らかな口あたりに、華やかなフルーティさと香ばしい穀物感。デュベルの名に恥じない美しい出来だと思う。その日の気分によっては通常のデュベルより好みかも。素晴らしい一本。