クライヌリッシュ セレクトリザーブ 2014 スペシャルリザーブ/Clynelish Select Reserve 2014 Special Reserve

★クライヌリッシュらしいオイリーさとフルーティさ、スモーキーさが一通りしっかり詰まった一本。バランスは良いが値段相応のスペシャル感は無い。程いいプレミアム感、少し期待を下回るプレミアム感。

グレンリベット 25年/Glenlivet 25yo

★香りは特に置くと良くなるが、味が雑味がやや目立っていて香りに負けている印象。意外と普通というか、悪くないがグレンリベット12年→18年の伸びから期待したほどには良くなく、期待値をやや下回る。値段も考えると、これなら18年で良いかなとも思える。

オクトモア 2013 7年 #1872/Octomore 2013 7yo #1872

★★オクトモアらしい短熟の魅力が出た一本。個人的にはオクトモアは短熟の方が良いんじゃないかとも思っているが、改めてそう思える出来の良さ。荒々しいスパイシーさや原酒感は残っているが、それがオクトモアのパワフルなピート香と良くマッチしている。

ポートシャーロット 10年 #1415/Port Charlotte 10yo #1415

★バーボン樽の甘さとブルックラディらしい素朴な麦芽感、柔らかいピートスモークが一体となった出来。少し磯臭さが悪目立ちしている気もする。感動する程ではないが、安心できる高レベルな旨さ。

ブルックラディ 2008 12年 #2666/Bruichladdich 2008 12yo #2666

★★オイリーでフローラル、甘さははっきりしているがしつこくなく、ブルックラディらしい軽快な麦芽感もしっかり感じられる。とてもバランスがよく、素直で飲み心地が良い風味。かなり出来が良いと思う。

オクトモア 2007 13年 #3807/Octomore 2007 13yo #3807

ほどよい熟成感のあるオクトモア。オクトモアらしい爆発的なピートスモークではなく柔らかいスモークが徐々に強くなり、潮気は強く、白ワインの甘さがしっかり出ている。少し風味にまとまりが無い印象はある。徐々に良くなってくる。

ポートシャーロット 2007 13年 #R08/152-12/Port Charlotte 2007 13yo #R08/152-12

★★ポートシャーロットとして香りはやや落ちるが風味はかなり出来が良い。フルーティな甘みと上品なスモーキーさ、ほどよいビターさ、飲んでいて心地いいバランス。赤ワイン樽とポートシャーロットの相性の良さを実感できるボトル。

ブルックラディ 2007 13年 #R08/153-12/Bruichladdich 2007 13yo #R08/153-12

★★非常に出来の良いブルックラディ。赤ワイン樽の甘さとシングルカスクらしい癖が良い感じに調和している。香りは特に抜群、そこから味は落ちるがそれでも十分良いボトル。飲みごたえもあって旨い。

モートラック 20年 1997/Mortlach 20yo 1997 (Master of Malt)

★モートラックらしい分厚い香りと風味。シングルカスクらしい荒々しさが熟成感を上回るが、モートラックらしさを飲んだ満足感がある。良い具合のワイルドな風味。

ジョニーウォーカー ブラック トリプルカスク/Johnnie Walker Black Triple Cask

ジョニーウォーカーらしいまとまりに欠け、ホワイトラムっぽい独特の癖がある。サンプルボトルの中身を詰め間違えたんじゃないかとも思えたほど、ジョニーウォーカーらしくない風味。悪酔いしそうなアルコール感で、正直好みではない。

ジョニーウォーカー ブレンダーズバッチ バーボンカスク&ライフィニッシュ/Johnnie Walker Blenders' Batch Bourbon Cask & Rye Finish

香りはかなり良い、味は少しトーストしたオークのビターさが前面に出過ぎている点が残念。ただしライのスパイシーな穀物感やバニラやリンゴの甘さはしっかり感じられ、全体としての総合力は結構高い。多少時間を置いた方がバランスが良くなった印象。

アードベッグ ルネッサンス/Ardbeg Renaissance

★熟成期間は10年だが通常のTENと比較すると段違いに良い。風味の複雑さと力強さ、それでいて口あたりのクリーミーな柔らかさが素晴らしい。ほのかなスミレっぽいフローラルさも、ボウモアのアレとは違ってバランスの良いアクセントに。変に細工をせず、アー…

スプリングバンク 11年 ローカルバーレイ 2023/Springbank 11yo Local Barley 2023

強くシャープな甘さとスパイシーさに、スプリングバンクらしい塩気と素朴な穀物感。ローカルバーレイらしい素直な旨さ。やや甘さがしつこめだがバランスは良い。

ベンロマック コントラスト キルン ドライド オーク/Benromach Contrasts Kiln Dried Oak

★柑橘中心のシャープなフルーティさに蜜や砂糖の甘さ、ほのかなスモーキーさを纏ったロースト麦芽。どの要素も余計に目立っておらず、良い具合に調和した飲み心地の良い一杯。Air Driedよりも味の洗練具合とまとまりが良いと思う。

ベンロマック コントラスト エア ドライド オーク/Benromach Contrasts Air Dried Oak

少し荒い口あたりだが風味のバランスはとても良い。特に甘みとオーキーさ、柑橘の酸味やスパイシーさ、ほのかなスモーキーさがそれぞれハッキリ感じられつつ嫌味は無い。円熟味はやや欠けるが、10年物としての出来は十分に良いと思う。

デュワーズ 8年 イリーガルスムーズ/Dewar’s 8yo Ilegal Smooth

デュワーズらしい刺激の無い滑らかな口あたりと、メスカル樽熟成らしいハーバルなテキーラ的なアルコール感と甘さ。若い原酒感はあるが、メスカル自体がウイスキーの若い原酒感のあるアルコールなので、良い具合にマッチしていると思う。ジャパニーズスムー…

デュワーズ 8年 ジャパニーズスムーズ/Dewar’s 8yo Japanese Smooth

ミズナラらしい甘さとウッディさ、シナモンやフローラルさがしっかり楽しめる。口あたりは非常に滑らかで飲みやすいが、風味のバランスはやや悪くチグハグしている印象。

アードナムルッカン AD/08:15 CK.529/Ardnamurchan AD/08:15 CK.529

甘さはハッキリ強めだが、しっかりした骨太な麦芽感と素直なピートスモークで悪い甘さではない。時間を置くと香りも味もかなり上品なまとまりが出てきてGood。まだまだ若い印象はあるが、着実に期待感が膨らんでいる。長熟はかなり化けると思うので楽しみ。

グレントファース 14年 (マレイ・マクデビッド)/Glentauchers 14yo (Murray McDavid)

★比較的しっかりした味付けながら品もあり、かなりバランスが良い。素直な麦芽やナッツ感におそらくバーボン樽熟成の甘さ、フィニッシュのシェリー樽のフルーティさが心地いい。期待よりずっと良かった。

リンドーズ フライアー・ジョン・コー チャプター2/Lindores Friar John Cor Chapter 2

しっかりこってり味付けされたボトル。少し若い原酒特有の癖やハーブリキュール感があるので、ストレートと言うよりもカクテルベースとして使用した方が良さそう。酒質は軽快寄りだが麦芽感はそこそこしっかりしているので、もう少し素朴な味付けでも良い気…

グレンタレット トリプルウッド 2023リリース/Glenturret Triple Wood 2023 Release

若い原酒の印象はあるが、強めの甘さと強めのスパイシーさにカバーされていて嫌味は隠れている。派手目に味付けした短熟と言った感じで、熟成期間は8年前後と予想。変な雑味は無い飲みやすさ。

ロングロウ 18年 2021リリース/Longrow 18yo 2021 release

★ロングロウらしい潮気やローストした穀物感、ウッディなスモーキーさと樽由来のクリーミーな甘さにほのかにベリー。期待している通りの風味があって、ちょうどいいバランスだと思う。樽感はやや強めだがえぐみが出るギリギリのラインで保たれている。

ラフロイグ 15年 200周年ボトル/Laphroaig 15yo 200th Anniversary

★★しっかりとしたラフロイグらしいパンチの強さにヨード感、柑橘の酸味、バーボン樽由来の甘さにスパイシーさ。各要素の強さとバランスが非常に良い。15年物としては秀逸な出来だと思うし、長熟には無い魅力がたっぷり。個人的にすごい好き。ただ度数がもう…

コンバルモア 1984 32年 スペシャルリリース 2017/Convalmore 1984 32yo Special Releases 2017

★★洗練された素朴さ。スペイサイドと言うよりハイランドっぽい酒質、風味。派手さは無いが、じんわりとした柔らかな甘さとフルーティさ、スパイシーさとスモーキーさ。調和が高いレベルで取れているボトルだと思う。値段は高いので買うのは躊躇するが、バー…

グレンアラヒー 32年 1989 #6495/Glenallachie 32yo 1989 #6495

★★バタリーで濃厚なシェリーの風味が満載の一本。グレンアラヒーらしい素朴ながら分厚い麦芽感に負けないPXシェリーの存在感は飲みごたえが抜群。長熟ならではの複雑さはやや控えめだが、変なえぐみが無くレベルが高い。

トーモア 27年 1995 #5384/Tormore 27yo 1995 #5384 (G&M)

★★★フルーティさ、ねっとりさのある蜂蜜の甘さ、ベリー系の酸味、バニラにクローブ、ほどよいビターさとスモーキーさ。この度数、熟成年数、シングルカスクにして欠点が見当たらないバランスの良さ。ほぼ完璧な出来だと思う

プルトニー 1998 23年 #17603801/Pulteney 1998 23yo #17603801 (G&M)

★プルトニーらしい塩気とクリーミーな甘さ、ほどよいスパイシーさ。そこまで好みの味では無いが、蒸溜所の個性が出つつ調和のとれた風味でなかなか良いと思う。長熟としての円熟味はやや欠ける。

ハイランドパーク 27年 1995 #1488/Highland Park 27yo 1995 #1488 (G&M)

★シングルカスクらしい主張のハッキリした風味。ハイランドパークにしてはピート感は抑え目だが、しっかりと樽感が出ていて、飲み込むと複雑なスモーキーさが柔らかく広がる。甘さも穏やかめで、味わうとややオーク感に負けているが、フレッシュで心地よいフ…

グレンバーギ 21年/Glenburgie 21yo (G&M)

熟成年数の割には風味はやや薄く、若い原酒感が少し強く残っている。バランスは取れていて決して悪くはないが、長熟物として進んでこれを飲もうとは思わないレベル。少し残念な出来。

マクダフ 13年 2009 #11895/Macduff 13yo 2009 #11895 (G&M)

★洗練された素朴さ。ハイランドモルトらしい特徴が変な癖無くきれいに出ていて、なかなか良いボトルだと思う。クリアで飲み心地の良い風味。