（１）特徴
・プルトニー 1998 23年 #17603801／Pulteney 1998 23yo #17603801 (G&M)
・プルトニー蒸溜所
・56.6%
・バーボン樽熟成
オールドプルトニーは、ハイランド北部の町ウィックに位置するプルトニー蒸溜所のシングルモルトのブランド名です。蒸溜所がスコットランド北部の港町に位置している影響か、風味に潮気が感じられることが特徴として挙げられます。また同じハイランド北部のウイスキーであるハイランドパークと共通点のある、花の香りが漂う独特のピート香や、ややケミカルで石鹸のような風味も特徴的です。
今回テイスティングしたのはGordon & MacPhail's社の商品で、同社のコニサーズチョイスシリーズとしてリリースされています。バーボン樽で23年以上熟成させた原酒をシングルカスク・カスクストレングスでボトリングしたものです。
（２）テイスティング
【香り】
アップルカスタード、洋梨タルト、生姜、海塩、メントール、ナッツ
【味】
少しオイリー。リンゴの皮目、黒胡椒や生姜のスパイシーさ、タルト、軽くローストした麦芽、草っぽいハーブ、薄い蜂蜜、アーモンド、トーストしたオークのビターさ、しっかりとした塩気。余韻はフワッとした藁を燻したようなスモークとハーバルなビターさ、塩気
【総評】★
プルトニーらしい塩気とクリーミーな甘さ、ほどよいスパイシーさ。そこまで好みの味では無いが、蒸溜所の個性が出つつ調和のとれた風味でなかなか良いと思う。長熟としての円熟味はやや欠ける。
