（１）特徴
・スペシャルエクストラ エクスポート スタウト／Special Extra Export Stout
・デ・ドレ醸造所（ベルギー）
・9.0%
・エクスポート スタウト
デ・ドレ醸造所はベルギーの西フランダース州にある1980年設立の家族経営の醸造所。ベルギーの小規模醸造所の閉鎖が相次いだことを憂慮したHerteleer三兄弟が、趣味で作っていたビール醸造を事業化したことがきっかけのようです。時代が時代だけに、新たに醸造所を立ち上げることを周りの人が「気の狂った（De Dolle）」と話したことが醸造所名の由来になっています。
今回テイスティングしたエクスポート スタウトは、元々アメリカ輸出用に高アルコールで醸造されたスタウトで、ロースト、チョコレート、ペールの3種類のモルトが使われた深いロースト感と濃厚な甘さが特徴とされています。
（２）テイスティング
【香り】
酸味あるダークフルーツ、プルーン、ローストしたプラム、スモーク、ロースト麦芽、チェリーやいちじくのチョコレート
【味】
飲むともっと強くランビックのようなバルサミコ酢のような酸味を感じる。オレンジやグレープフルーツ、柑橘ピール、いちじくやチェリー、ロースト麦芽、リコリス
【総評】
深いロースト感の他にランビックのような酸味が入り混じったやや変わり種のスタウト。フルーティさもダークフルーツと言うより酸味ある柑橘系が中心で、ビターなロースト感は香りよりは控えめ。
