ハイランドパーク 27年 1995 #1488/Highland Park 27yo 1995 #1488 (G&M)

(1)特徴

・ハイランドパーク 27年 1995 #1488/Highland Park 27yo 1995 #1488 (G&M)

・ハイランドパーク蒸溜所、ゴードン&マクファイル社

・52.4%

・リフィル・アメリカンホグスヘッド樽熟成

ゴードン&マクファイル社ボトリングによるハイランドパークの27年熟成物。リフィルのアメリカンホグスヘッド樽で全期間熟成され、2022年末にボトリングされたものです。

同社を代表するコニサーズチョイスのボトルです。コニサーズチョイスは1968年からリリースされているシリーズで、ラベルにはビンテージ年が記載され、シングルモルトをスモールバッチでボトリングするというスタイルを取っています。現在ではごく当たり前のことですが、当時はシングルモルトのリリースも少なく、インディペンデントボトラーが行うボトリングスタイルの礎ともなったシリーズです。

(2)テイスティング

【香り】

ジューシーなリンゴや洋梨、蜂蜜、柑橘、クリーミーな杏仁豆腐、香ばしい麦芽、藁。穏やかな燻製っぽさはあるがピート感は弱め

 

【味】

どしっとしたロースト麦芽、オークのビターさ、黒胡椒のスパイシーさ、オーバーベイクドのアップルタルト、シナモン、パイナップル、柑橘ピール、燻した藁っぽい柔らかいスモーク、アーモンド、カカオ

 

【総評】★

シングルカスクらしい主張のハッキリした風味。ハイランドパークにしてはピート感は抑え目だが、しっかりと樽感が出ていて、飲み込むと複雑なスモーキーさが柔らかく広がる。甘さも穏やかめで、味わうとややオーク感に負けているが、フレッシュで心地よいフルーティさ。やや過熟気味で雑味が多いが、飲みごたえがあって十分楽しい一杯。