(1)特徴
・マクダフ 13年 2009 #11895/Macduff 13yo 2009 #11895 (G&M)
・マクダフ蒸溜所、G&M社ボトリング
・60.5%
・リフィルバーボンバレル樽熟成
マクダフ蒸溜所は1962年設立、スコットランドの東ハイランドのバンフ近郊にある蒸溜所。ゲール語で「ダフの息子」という意味で、かつて蒸溜所がある地域を支配していた貴族・ファイフ伯爵の息子であるジェイムズ・ダフの名前に由来するようです。なおマクダフ蒸溜所のオフィシャルボトルは「グレン デブロン(蒸溜所近くのデブロン川に由由来)」、ボトラーズが出すボトルが「マクダフ」としてリリースされています。風味はバーボン樽由来の甘さやシェリー樽由来のベリー感、ウッディなビターさ、落ち着いたピート香が特徴とされています。
今回テイスティングしたのは、ゴードン&マクファイル社がボトリングしたもので、2009年蒸溜原酒をリフィルバーボンバレル樽で13年間熟成させ、シングルカスク・カスクストレングスでボトリングしたものです。同社のコニサーズチョイスシリーズとしてリリースされています。
(2)テイスティング
【香り】
アップルや洋梨のタルト、生クリームのオイリーさ、メントール、オレンジピール、微かにシナモン
【味】
リンゴや洋梨、生クリーム、ほのかなロースト感のある麦芽、オレンジ、生姜のスパイシーさ、メントール、カカオ、ややオイリーな口あたり、ほのかなスモーク
【総評】★
洗練された素朴さ。ハイランドモルトらしい特徴が変な癖無くきれいに出ていて、なかなか良いボトルだと思う。クリアで飲み心地の良い風味。