(1)特徴
・オクトモア 2007 13年 #3807/Octomore 2007 13yo #3807
・ブルックラディ蒸溜所、ドラムフール社ボトリング
・57.5%/162ppm
・1stフィル・ソーテルヌワイン樽で13年間熟成
2015年設立のドラムフール社によるボトリング。「アイラの伝説の男」でブルックラディ設立メンバーの一人としても知られるジム・マッキュワン氏が選定する樽をボトリングしたJim McEwan Signature Collectionの1.3としてリリースされたボトルです。ブルックラディ蒸溜所の2007年12月19日蒸溜のスーパーへビリーピーテッド原酒(オクトモア原酒、162ppm)を、1stフィルのソーテルヌワイン樽(特1級、プルミエ・クリュ・シュペリエール樽)で2021年2月まで13年以上熟成させて、シングルカスク、カスクストレングス、ノンチルフィルタードでボトリングしたものです。
(2)テイスティング
【香り】
潮気、マスカット、意外と円く大人しめのピートスモーク、ヘーゼルナッツ、アーモンド、オーク、ヘザーハニーなどの白やピンクのフローラルさ
【味】
スパイシーさとオイリーで円やかな口あたり。生姜の砂糖漬け、オーク、白ワイン、マスカット、ヘザーハニー、潮気を含んだ温かいスモーク。後半にかけて徐々にピートスモークは増していく。
【総評】
ほどよい熟成感のあるオクトモア。オクトモアらしい爆発的なピートスモークではなく柔らかいスモークが徐々に強くなり、潮気は強く、白ワインの甘さがしっかり出ている。少し風味にまとまりが無いというか樽との相性が悪い印象はある。徐々に馴染んで良くなってくる。