ハッカー・プショールケラービア／Hacker Pschorr Kellerbier

・ハッカー・プショールケラービア／Hacker Pschorr Kellerbier

・ハッカー・プショール醸造所（ドイツ）

・5.5%

・ケラー

ハッカー・プショール醸造所はミュンヘンを代表する醸造所の一つ。1417年の創業したハッカー醸造所が大元です。1793年にヨセル・プショール氏とマリア・テレジア・ハッカー嬢が結婚し、ハッカー醸造所の所有がハッカー家のピーター・ポール・ハッカー氏からプショール家のジョセフ・プショール氏に移ります。ジョセフ・プショール氏は更に1820年にはプショール醸造所を設立します。その後1972年に両醸造所が合併し、現在のハッカー・プショール醸造所となりました。現在のラベルにも2つの紋章が描かれているのもこれが理由です。、また世界的に有名なオクトーバーフェストの公認醸造所の1つでもあります（6大醸造所）。

今回テイスティングしたのはケラーと呼ばれるタイプで、ケラー（地下室）が意味する通り、かつては貯蔵庫でしか飲めなかった無濾過タイプのラガーです。

【香り】

香ばしいしっかり麦芽、酵母、甘さのないクローブやナツメグ、オーク、オレンジや柿

【味】

滑らかなロースト穀物、オレンジ、オーク、クローブ。深く落ち着いた風味

【総評】

クリーミーさとローストした穀物味が強い落ち着いた風味のラガー。円やかで熟成感を強く感じる。個人的には通常のハッカー・プショールの方が好みだが、まったり冬に飲む分には良いと思う。