(1)特徴
・グレンバーギ 21年/Glenburgie 21yo (G&M)
・グレンバーギ蒸溜所、G&M社ボトリング
・46.0%
・リフィルシェリーバット樽熟成
グレンバーギ蒸溜所は、1810年(正式な記録に残っているのは1829年)にスコットランドのスペイサイド地方に設立された蒸溜所。グレンバーギ・グレンリベット蒸溜所と呼ばれることもあります。2度の閉鎖、1度の生産停止・再建を経て、現在はペルノリカール社が所有しています。ブレンデッドウイスキーであるバランタインのキーモルトの一つとして知られており、原酒の98%がブレンデッドウイスキーに使用、残りの一部がシングルモルトとしてリリースされています。
今回テイスティングしたのは、インディペンデントボトラーのGordon & MacPhail社(ゴードン&マクファイル社)がボトリングしたもので、同社の蒸留所ラベルと呼ばれる、いわゆるオフィシャルボトル的なポジションにあるボトルです。リフィルのシェリーバット樽で最低21年熟成させた原酒を使用しているとのことです。
(2)テイスティング
【香り】
やや棘のある若く草っぽい原酒感、ミルクセーキ、レモンやライム、コリアンダー
【味】
カラメライズした穀物、薄めの生クリーム、シナモンや生姜、リンゴの皮目
【総評】
熟成年数の割には風味はやや薄く、若い原酒感が少し強く残っている。バランスは取れていて決して悪くはないが、長熟物として進んでこれを飲もうとは思わないレベル。少し残念な出来。