ノワール・デ・ドッティニー (デ・ランケ)/Noir de Dottignies (De Ranke)

(1)特徴

ノワール・デ・ドッティニー (デ・ランケ)/Noir de Dottignies (De Ranke)

・デ・ランケ醸造所 (ベルギー)

・8.5%

・ベルジャン・ダークストロングエール

デ・ランケはベルギー西部ドティニーにある醸造所。当初はデカ醸造所の設備を借りて1994年にNino Bacelle氏によって醸造が開始、2005年には現在の地にデ・ランケ醸造所として開設して現在に至っています。”ranke”はホップなどの植物の”蔓(つる)”を意味しており、その名の通りホップに強いこだわりを持った醸造所で、ペレットや抽出液ではなくホールホップそのものを使用したビールを生産しています

今回テイスティングしたノワール・デ・ドッティニーは、同醸造所が精算する中で一番度数の高いビールです。ホップはザーツとチャレンジャー種を含む6種類使用、しっかりローストした麦芽を使用したスタウトタイプのビールです。

(2)テイスティング

【香り】

デーツやプラムのダークフルーツ感がかなり強い、チョコレート、深煎りのロースト麦芽、カラメル、少し柿

 

【味】

ローストしたビター感のある穀物、コーヒー、ダークチョコレート、ダークストーンフルーツ、オレンジ

 

【総評】★

どっしりボディのダークフルーツ、ダークチョコレートに深煎りのロースト麦芽が組み合わさったヘビーボディ。風味は単にパンチがあるだけで平坦という訳ではなく、複雑で多層的な飲みごたえがある。デ・ランケにしてはホップ感はそこまで目立たない。