(1)特徴
・グリムベルゲン ダブル/Grimbergen Dubbel
・6.5%
・ダブル
グリムベルゲンはベルギーのアルケン・マース醸造所で生産されている修道院ビール。元となっているのはグリムベルゲンにあり、かつて修道士がビーツ作りをしていた1128年設立のノルベルティン修道院にあります。ノルベルティン修道院でのビール生産はフランスからの侵攻を受けた18世紀後半に停止したようですが、1958年にマーズ醸造所がグリムベルゲン修道院とライセンス契約を結び、現在の修道院ビールとしての販売がスタートしたようです。2008年にアルケン・マース醸造所がハイネケン インターナショナルに買収された際に生産拠点の一部がカールスバーググループに移行、さらに2019年にはグリムベルゲン修道院にも醸造所が開設され、現在は3拠点での生産となっているようです。
今回テイスティングしたのは修道院ビールのダブルで、二種類のローストしたモルトを使用したフルボディで濃厚な味わいが特徴とされています。
(2)テイスティング
【香り】
どっしりしたデーツやイチジク、プルーンのようなダークフルーツ、ローストしたプラム、オレンジキャンディ
【味】
ローストしたプラムやダークフルーツ、プルーン、デーツ、カラメル、オーク、ロースト麦芽、オレンジキャンディ
【総評】
いかにも修道院ビール、ベルギービールらしいフルボディのどっしりさ。個人的にはすこし甘さがしつこ目ではあるが、ダークフルーツの濃厚な甘さとロースト麦芽の骨太なボディの組合せが旨い