(1)特徴
・ベックス ブルー アルコールフリー/Beck's Blue Alcohol Free
・ベックス醸造所(ドイツ)
・0.05%
・ローアルコール、アルコールフリー
ドイツ北西ブレーメンにある1873年創業のベックス醸造所の代表商品。Heinrich Beck氏とLüder Rutenberg氏がカイザー醸造所として設立したもので、1876年からピルスナータイプのビールを生産し始めて、輸出によって大きく規模を拡大してきたとのことです。1876年にアメリカのフィラデルフィア万国博覧会で金賞を受賞しており、その時のメダルマークが現在もラベルに描かれています。今でもドイツを代表するビールの一つとして人気の高い銘柄です。2008年からはアンハイザー・ブッシュ・インベブ社が保有しています。
今回テイスティングしたボトルは度数0.05%のアルコールフリービールです。いつ頃から販売されているのか良く分かりませんでしたが、ベックスでは1993年頃からノンアルコールビールの生産を行っており、2000年代前半にはベックス ブルーも販売されていたようです。原料は通常のベックスと同じく、麦芽とホップのみで、添加物などは加えられていません。
(2)テイスティング
【香り】
穀物、オレンジ、メロン
【味】
オレンジ、柑橘ピール、穀物、微かなグラッシーさ。程々の飲みごたえとしつこくない甘さ、少しノンアルっぽい臭い余韻
【総評】
悪く無い甘さ加減と穀物感、ほのかなハーブと柑橘。余韻にノンアル特有の癖が出てくるが、全体的に飲みやすい。悪くはない。