(1)特徴
・ジョン スミス エクストラスムーズ/John Smith's Extra Smooth
・3.6%
・イングリッシュ・ペールエール
ジョン スミス醸造所は、イングランドのノースヨークシャーにある1852年創業の醸造所。元々はステファン・ハートリー氏が1758年に同地で醸造を開始したことに由来し、その後バックハウス&ハートリー醸造所を経て、1852年にジョン・スミス氏が買収してジョン・スミス醸造所という名前になっています。また2008年からはハイネケンUKが所有しています。イギリスでは非常に知名度の高い醸造所で、ビターと呼ばれるイングリッシュ・ペールエールとしては1990年代から英国で一番の売り上げを誇っているようです。
今回テイスティングしたのは、同醸造所を代表するペールエールで、アルコール度数3.0~5.5%と比較的低い度数が多いイングリッシュ・ペールエールらしく、3.6%の飲みやすい度数となっています(度数の高いものは”スペシャルビター””プレミアムビター”などと呼ばれることがあります)。マイルドで食事とも合わせやすい風味とのことです。
(2)テイスティング
【香り】
発酵感のある麦汁、カラメル、オレンジ、ほのかにマンゴーや琵琶、クローブ
【味】
さっぱりとした麦芽、ほのかなビターさ、薄いカラメル、微かな柑橘。素朴な穀物感が強く、度数は低いがしっかりした飲み口
【総評】
香りは若干癖があるものの、度数も低く飲みやすい。平坦で薄めのキャラメルと素朴で粉っぽい麦芽感、ホップのビターさは柔らかく、食事との相性も良い。パブでのスタンダードらしいビール。