(1)特徴
・シングルトン オブ グレンデュラン 12年/Singleton of Glendullan 12yo
・グレンダラン(グレンデュラン)蒸溜所
・40.0%
シングルトン オブ グレンダラン(グレンデュラン)は、スペイサイドにあるグレンダラン蒸溜所のシングルモルト。シングルトンはブランド名で、発売される地域によって使用される原酒の蒸溜所が異なります。
グレンダラン・・・北米
グレンオード・・・アジア
ダフタウン・・・欧州
グレンダラン蒸溜所自体は1897年設立で比較的歴史のある蒸溜所で、過去にはイングランド国王のエドワードⅦ世にも献上されていた由緒正しいモルトです。現在はディアジオ社が所有しており、主にブレンデッドウイスキーの原酒として使用されています。
今回テイスティングしたシングルトン オブ グレンダラン12年は、アメリカンオーク樽熟成原酒に少量のヨーロピアンオーク樽熟成原酒をバッティングしたものです。軽快な飲み口とブラウンシュガーの甘み、リンゴやトフィーなどの風味が特徴となっています。
(2)テイスティング
【香り】
ローストしたリンゴと洋梨、アップルカスタード、生キャラメル
【味】
リンゴや洋梨、フルーツの蜜、フルーツポンチのシロップ、牧草や穀物の軽い香ばしさ、微かにカスタード。余韻は少しコーヒーのビターさが残る。加水すると花の蜜っぽくなる
【総評】
バランス良く軽快でスペイサイドらしいフルーティさ。余韻にかけて穀物やハーブ、コーヒーのビターさがきて意外と骨太なフィニッシュになる。ハイボールでも透明感のあるフルーティさが際立ってかなり良かった。普段飲みに最適なモルト。