マレッツ 10 トリプル/Maredsous 10 Tripel

(1)特徴

・マレッツ 10 トリプル/Maredsous 10 Tripel

・マレッツ修道院(ベルギー)、デュベル・ベルガモット

・10.0%

・トリプル

マレッソは、ベルギーのデュベル・ベルガモット社のビール。元々はベルギー・ワロン地域のドゥニという村の村落マレッソにある、1872年創設のベネディクト派のマレッソ修道院が生産していた修道院ビールだったとのこと。しかし1882年以降に院内に教育学校や学生寮を設立した事に伴い生産が停止し、その後1963年からデュベル・ベルガモット社がライセンスを買い取って生産を行っているようです。ただし現在も院内でチーズの生産は行っており、併設のカフェでビールと共に楽しめるとのことです。

今回テイスティングしたマレッソ 10 トリプルは、デュベル・ベルガモット社の生産する修道院ビールのトリプルで、高いアルコール度数と濃厚なフルーティさ、オレンジやアーモンドのような香りが特徴となっているようです。

(2)テイスティング

【香り】

ベルギービールらしいしっかりとした麦汁の香り、りんご、マスカット、ベルギー酵母、オークやナッツ、キャラメル

 

【味】

どっしりした麦汁の風味、しっかりめのグラッシーなビターさ、りんごタルト、オーク、ナッツ、キャラメル

 

【総評】★

大きな個性は無いがパンチが強く、ベルギービールらしい華やかさを伴った濃厚な飲みごたえがある。ただフルーツ感がやや穏やで麦芽やナッツやオークの風味の後ろに隠れ気味なので、フルーティさというより渋いモルティさを中心に楽しみたい人向け。