(1)特徴
・トンゲルロー プリオル/Tongerlo Prior
・9.0%
・トリプル
トンゲルローは、ベルギーのラマン・ブラバント州にある家族経営の醸造所のビール銘柄。1898年頃から醸造を行っているとされており(当初は乳製品会社だったようです)、現在は年間約12万kLの生産量、約6,000軒もの自社パブを経営しているなど、ベルギービール醸造所としては3番目の大きさを誇る醸造所です。
今回テイスティングしたプリオルは、ふんだんな原料を使用したトリプルタイプで、9%と高いアルコール度数とベルギービールらしいフルーティさ、濃厚な甘みと酸味が特徴とされています。なお『プリオル』は修道院長のことで、トンゲルローの中で最高峰のビールに位置付けられています。
(2)テイスティング
【香り】
小麦感を含んだ柔らかい穀物、いちご大福、プラムや黄桃、オレンジ、ベルギー酵母
【味】
フローラル、少しビターさのあるハーバルなホップ、オレンジピール、穀物やオーク。余韻はハーバル
【総評】
分厚いパンチある飲み口。ハーブ感が強く、香りは華やかで軽快に感じるが、飲むとどっしり重めのボディ感。ベルギービールらしい飲みごたえのあるトリプル。