(1)特徴
・ヴァイエンステファン ヘーフェヴァイス ドゥンケル/Weihenstephaner Hefeweissbier Dunkel
・ヴァイエンステファン醸造所(ドイツ)
・5.3%
・ドゥンケルバイツェン、ヘーフェヴァイツェン
ヴァイエンステファンは、ドイツのバイエルン州南部フライジングにあるビール醸造所で、創業は1040年と世界最古のビール醸造所と言われています(正式な記録に残っているのは1675年のため、ここを世界最古とするかどうかについては諸説あるようです)。元々はベネディクト会修道院の醸造所として設立され、現在はバイエルン州政府の管理下にある国営企業として運営されています。
今回テイスティングしたのは、ドゥンケル(ロースト麦芽を使用して褐色)のヘーフェヴァイス(酵母入りの濁った小麦ビール)です。以前記事にしたヘフヴァイスの兄弟分に当たるビールです。
(2)テイスティング
【香り】
薄めのキャラメル、ローストした大麦や小麦、デーツやいちじく、チョコレート
【味】
チョコレート、いちじくやプルーン、オレンジ、ローストした大麦や小麦、すこしウッディさとハーブ感のあるスモーク。ビターさは控えめで、円やかな口あたり
【総評】★★
穏やかで丸みがあり、大麦や小麦の旨味とチョコレートやダークフルーツの甘みが濃縮。ドイツビールらしい素直で骨太な風味をややフルーティ寄りにして、ぎゅっと濃縮したようなヘフヴァイス。地味にとても旨い。