(1)特徴
・ポートシャーロット 2012 SC:01/Port Charlotte 2012 SC:01
・ブルックラディ蒸溜所
・55.2%
・ソーテルヌワイン樽で9年間熟成
ポートシャーロットは、ブルックラディ蒸溜所のへビリーピーテッドタイプの銘柄。オフィシャルボトルとしては10年熟成物がありますが、それ以外に様々な大麦や熟成樽を使用したものも定期的にリリースしています。今回テイスティングしたのも、フェノール値40ppmの大麦麦芽を使用した原酒を、ボルドー産のソーテルヌワイン樽で9年間熟成したものです。
(2)テイスティング
【香り】
柔らかい土っぽさと湿ったオークのスモーク、ジューシーなブドウ、レザー、ローストしたパイナップルやオレンジ
【味】
ねっとりとした滑らかな甘さとスパイシーさ。シロップ漬けの黄桃やパイナップル、ローストした麦芽とオーク、ペッパー、飲み込むと塩気を含んだスモーキーさが一気に爆発する。余韻はスモーキーさと燻したハーブ。シンプルながら楽しい風味の広がり方
【総評】★
シンプルながらポートシャーロットの特徴をしっかり表現しつくしていてとても好印象。やや強めのフルーティな甘さに強めのスモーキーさ、塩気にスパイシーさ、しっかりしたロースト感。入口のねっとりした甘さから余韻の燻したハーブ感までの移行が楽しい。