アードベッグ 2022年リリース情報

ここ数日、アードベッグの2022年リリース情報がちょこちょこ出てきているので、簡単にまとめてみました。ファーミュテーション以外はまだほとんど情報が出ていないので、個人的な予想込みで記載していることにご注意ください

(1)Ardbeg Fermutation/ファーミュテーション

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  • 2022年2月発売予定
  • 2007年11月にボイラー故障により生産が停止した際、通常72時間行う発酵工程を終了させることが出来ず、急きょ発酵槽の蓋を開けて計3週間発酵させ続けたものを蒸溜、13年間樽熟成させたもの
  • 発酵液には、通常使用する酵母だけでなく、他の細菌なども繁殖していたとのこと(蔵付きの乳酸菌とかだと思われます)
  • テイスティングコメントを読む限り、通常のアードベッグTENより草っぽいハーブ感が強い風味のようです

テイスティングコメントをアップしました↓

(2)Ardbeg Hypernova/ハイパーノヴァ

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  • 2022年のアードベッグデー用リリースとの噂。その場合5~7月頃のリリースかなと思われます(秋冬リリースの噂もあります)アードベッグデーリリースはアードコアのようなので、ハイパーノヴァは普通のコミッティリリースで秋冬発売と思われます
  • 過去にはフェノール値100ppmほどの麦芽を使用したスーパーノヴァがリリースされており、”ハイパー”ノヴァと言うからにはオクトモア並みの150~200ppmくらいじゃないかと思っています(オクトモアの過去最高値309ppmは流石に超えない気がしますが、想定以上になっても大歓迎ですね)
  • テイスティングコメントは未公開ですが、まぁかなりスモーキーなんだろうなとは想像できます。オクトモアは内陸系ピートを使用しているので、アイラ系ピートのスーパーヘビリーピーテッドは楽しみです(スーパーノヴァもスーパーヘビリーピーテッド原酒ですが)

(3)Ardcore/アードコア

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  • 発売時期未定(2022年とは記載あるので2022年秋冬?)2022年アーロベッグデー用ボトルとの情報が入ってきたので、発売は5~6月頃と思われます
  • ラベルの説明からは、スタウトビールなどで使用されるブラックモルト(通常は220度以上でローストされて真っ黒になった大麦麦芽)を使用したもののようです
  • テイスティングコメントからは、ダークチョコやトフィー、アニシード、木炭というような言葉が並んでいるので、アードベッグデーボトルでよくある”ロースト感を増した”系の風味なのかなと想像しています。個人的にはビールも好きなので楽しみな組み合わせです

(4)まとめ

アードベッグ蒸溜所の2022年リリースは、樽熟成のバリエーションというよりも原料・生産過程のバリエーションにスポットライトを当てた構成になりそうです。今回紹介した以外では、トリーバン19年バッチ4、25年バッチ2(これは余力が無いかも知れませんが)あたりのリリースがあると思われます。スコーチ、アーーーーーードベッグ、8年の3本がコミッティ限定でリリースされた2021年に引き続き、活発な1年になりそうで楽しみです。

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