グレンロセス 13年 2007 (アデルフィ)/Glenrothes 13yo 2007 (Adelphi)

(1)特徴

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グレンロセス 13年 2007 (Adelphi)/Glenrothes 13yo 2007 (Adelphi)

グレンロセス蒸溜所(アデルフィ社ボトリング)

・リフィルシェリーバット樽で熟成

 

グレンロセス蒸溜所は1879年設立のスペイサイドに位置する蒸溜所で、当時マッカランを運営していたジェイムス・スチュアート社によって設立されました。ヨーロピアシェリー樽とアメリカンオーク樽を中心に熟成されています(一部バーボン樽も使用)。そのほとんどがカティサークやフェイマスグラウス等のブレンデッドウイスキーに使用されているため、シングルモルトとしての知名度は低いですが、近年評価が高まっており、2018年のUltimate Spirits Challengeでは第1位にランクされています。スペイサイドらしいフルーティさやバニラの甘さ、スパイシーさやフローラルさも特徴となっています。

今回テイスティングしたのは、グレンロセス原酒をインディペンデントボトラーのアデルフィ社がボトリングしたもの。オロロソシェリーのバット樽で13年間熟成させたものです。 

(2)テイスティング

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【香り】

青りんごやライムの青いフルーツ香、シェリー樽由来のレーズンやチェリーリキュール、溶剤、干し草、チョコレート。加水するとシェリーの上品かつ濃厚な香りがより強くなる

 

【味】

度数ならではの刺激あり。チェリーシロップ、ドライベリー、オーク、シナモン、ダークチョコレート。余韻のチョコレートやオーク感も非常に長い。加水するとシロップや赤いフルーツの甘みが良く感じられるようになる

 

【総評】

度数の高さならではで、加水なしでのシャープなフルーツや溶剤感、加水するとシェリー樽由来の赤いフルーツやシロップの甘さが濃厚に感じられ、味の変化が非常に楽しい。苦みやえぐみはなく、どこまでもアデルフィらしい上品な風味。