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アバフェルディ12年/Aberfeldy 12y

 

(1)特徴

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アバフェルディと言えば、ブレンデッドウイスキーデュワーズの核となる構成原酒として有名です。スコットランドのハイランド中部に位置するアバフェルディ蒸留所で造られているシングルモルトです。元々デュワーズ創設者のジョン・デュワーとその2人の息子(1人はブレンダ―、1人はマーケッターとして活躍。後年はともに政治家としても活動し、それぞれ別の党で活躍したとか)によって、デュワーズ・ホワイトホースの原酒供給のために造られた蒸留所だけあって、蒸留所はアバフェルディ蒸留所というより、デュワーズの本拠地、と言った主張が激しい(下は蒸留所訪問した際の写真。Home of Dewardsの標識から始まり、受付看板もDewards、貯蔵庫の看板もDewards)。

 

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ただシングルモルトとしての評価も高く、甘くフルーティーな飲み口は、シングルモルト入門にもってこいの味わいで幅広く人気がある。最近だと2019年のマスターブレンダ―・オブザイヤーにも輝いたチーフブレンダ―(Stephanie Macleod女史)の手掛けた、デュワーズ・ダブルダブル32年などの高価格帯製品が世界中の品評会で高い評価を受けており、シングルモルトとしてのアバフェルディだけでなく、デュワーズの核となる構成原酒としても注目されている。


(2)テイスティング

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【商品スペック】

アバフェルディ12年/Aberfeldy 12 year

アバフェルディ蒸留所

・40%

・700mL、3200円前後

 

【香り】

りんご、蜂蜜、梨、プラム、干し草、微かにシナモンとクローブ。甘くフルーティーだが、ハーブ感もあり爽やか。加水してもそこまで香りは開かず。

 

【味】

花の蜜(蜂蜜というよりツツジの蜜)、オレンジピール、りんご、麦芽、ハーブ。甘さは香りほど強く主張せず、麦芽感とハーブっぽい余韻。加水するとやや苦みが出てくるので、無加水かロックの方が楽しめるか?

 

【総評】

甘い蜂蜜とフレッシュな果実感を楽しめる風味で、シングルモルト初心者にもお勧めできる一品。デュワーズが好きな人なら、まず試してほしいシングルモルト。バニラアイスとかにかけても楽しめそうな味わい。アルコールの刺激はあまり無く、加水してもそこまで風味が開くというほどでないので、出来ればストレート、もしくはロックで楽しんでほしい。