(1)特徴
・ア・リトル・サンピン・サンピン (ラグニタス)/A Little Sumpin' Sumpin' Ale (Lagunitas)
・ラグニタス・ブリュワリー社(アメリカ)
・7.5%
・IPA
ラグニタス・ブリュワリー社は、アメリカのサンフランシスコ州にあるクラフト醸造所。1993年にトニー・マギー氏によって創設されました。当時としては珍しい、ホップをふんだんに使用した派手目のIPAで一世を風靡し、アメリカ内でのIPAブームの基礎を築いた醸造所でもあります。
今回テイスティングしたIPAは、小麦を50%使用したホワイトIPA(ウィートIPA)で、7種ものホップ(Willamette, Santiam, Amarillo, Cascade, Centennial, Chinook, Columbus)を使用した分厚い風味と小麦特有のクリーミーな口当たりが特徴です。当初は限定商品としてリリースされたようですが、余りに人気が高かったため定番商品化したビールです。商品名のa little sumpin sumpinはsomething very special(特別な何か)を意味しています。
(2)テイスティング
【香り】
クリーミーで柔らかさのある穀物、小麦、オレンジ、コリアンダー系のハーブ、パイナップル
【味】
やや甘さのある麦汁とオレンジ、小麦感の強いクリーミーな穀物、柔らかなビターさ
【総評】★
まろやかでクリーミーなIPA。小麦のおかげで口当たりや穀物感とにかく滑らかで心地いい。ビターさはIPAらしく複雑で、パンチもしっかりあってどんどん重くなっていく。アメリカンIPAとしてはとても個性的で飲み心地も上品。