(1)特徴
・キルホーマン アイラフェス 2023/Kilchoman Fèis Ìle 2023
・キルホーマン蒸溜所
・55.3%
・2011~12年蒸溜原酒をバーボン樽2つ、シェリー樽1つで熟成した後バッティング
キルホーマン蒸溜所が2023年のアイラフェス向けにリリースしたボトル。
ボトルの内訳は、2011年と2012年にPublican種大麦を使って醸造・蒸溜した原酒を熟成させた後、カスクストレングスでバッティングしたものです。ボトル販売は蒸溜所限定、その他にはオンラインテイスティングでサンプルボトルが販売されています。設立者でマネジング・ディレクターのAnthony Wills氏が選定した2つのバーボンバレル樽と1つのシェリーバット樽を使用したとのことです。
(2)テイスティング
【香り】
温かい甘さとフルーティさ。チェリー、アプリコット、塩キャラメル、蜜多めのリンゴ、バナナクリーム
【味】
非常に滑らかでクリーミー。ロースト麦芽、塩キャラメル、チェリーやベリー、ほのかなバナナリキュール、柔らかくも力強いピートスモーク、クローブ、心地よいスパイシーさ
【総評】★★
非常に出来が良い。バーボン樽由来のクリーミーな甘さとシェリー樽由来のフルーティさ、キルホーマンらしい素朴な麦芽感と素直なピートスモークが旨く調和している。10年前後の熟成物に求める要素がしっかり含まれている。個人的にこれまで飲んだキルホーマンの中では1番良かった。