(1)特徴
・ブドヴァル ナルコ/Budvar Nealko
・ブジェヨヴィツェ・ブドヴァル国営会社(チェコ)
・0.5%
・ローアルコールビール
ブドヴァイゼル ブドヴァルは、1895年設立のブジェヨヴィツェ・ブドヴァル国営会社で生産されているピルスナー。チェコのみならず世界的に有名なビール銘柄の一つです。
英語でのつづりを見ればピンときますが、アメリカのビールブランドであるバドワイザーと同じ名前です。その為、商標権の争いが起きた歴史があり、現在はアメリカではアンハイザー・ブッシュ社のバドワイザーがその名前を使用でき、ブドヴァイゼル ブドヴァルはチェコヴァル(Czechvar)という名前を使用。ヨーロッパではブドヴァイゼル ブドヴァルはその名前を使用できて、バドワイザーはバドやブッシュという名前で販売されています。
今回テイスティングしたボトルは同社のローアルコールビールで、アルコール度数は0.5%と低いものの、Moravian種大麦とSaaz種ホップを使用したリッチな風味になっているという事です。
(2)テイスティング
【香り】
泡立ちはイマイチ。オレンジキャンディ オレンジの葉、まったりした穀物、ココナッツ
【味】
さっぱりした麦芽、穏やかな柑橘、ほのかにビターなハーブ
【総評】
少し柑橘キャンディや麦汁の甘さはあるが甘ったるいほどではなく、麦芽の香ばしさがいいバランス。かなり出来は良い。さっぱりとした普段飲みのノンアル・ローアルとしてはかなり上位に入る好みの味。
正直★1つを付けても良いが、実際のビールと比べるとやはり風味が劣るし、かといってアッサリ目な風味が良いのなら普通のジュースや炭酸水でも良いし、となるので評価が難しい。