リトルブラウンドッグ ポートシャーロット 2004 18年/Little Brown Dog Port Charlotte 2004 18yo

(1)特徴

・リトルブラウンドッグ ポートシャーロット 2004 18年/Little Brown Dog Port Charlotte 2004 18yo

・ブルックラディ蒸溜所、リトルブラウンドッグ社ボトリング

・51.5%

・リフィルバーボンホグスヘッド樽熟成

リトルブラウンドッグは、スコットランドアバディーンシャーにあるインディペンデントボトラー兼マイクロ蒸溜所。2013年からAndrew氏がカスクサンプルを友人たちとシェアするために開始、2018年に友人のChris氏が加わりリトルブラウンドッグ社を創業したようです。様々なカスクサンプルをボトリングするとともに、10Lの銅製超小型ポッドスチルを用いた実験的な蒸溜と熟成を行っているようです。なおリトルブラウンドッグは、Andrew氏の飼っている犬にちなんで名づけられているようです。

今回テイスティングしたのは、ブルックラディ蒸溜所のへビリーピーテッド原酒の銘柄であるポートシャーロットです。2004年蒸溜原酒をリフィルバーボンホグスヘッド樽で18年熟成してもので、オフィシャルボトルではまだ販売されていない最長熟に位置する熟成年数の商品です。シングルカスクカスクストレングスでボトリングされているとのことです。

littlebrowndogspirits.com

(2)テイスティング

【香り】

ヨード感のある香り。海藻、潮気、乳糖、乾いたオークスモーク、ライム、微かに青りんご

 

【味】

ピリッとしたパンチのある口あたり。青りんご、オークスモーク、藁を燻したビターさ、塩気、乳糖。余韻はポートシャーロットにしてはシャープなスモーキーさ

 

【総評】★

シングスカスクらしく力強くシャープなスモーキーさに、シンプルで控え目なバーボン樽由来の甘さ。実直なポートシャーロットと言ったところで、ワイン樽メインになりつつあるポートシャーロットの酒質が良く味わえる楽しい一本。